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端境期のもどかしさ。

ああ、なんかアメリカに渡った感がある。

『嫌われる勇気』のアメリカ版が、あちらのオーディオブック大賞である「2019 Audie Awards®」のビジネス・自己啓発部門で、ファイナリストにノミネートされたのだそうだ。英語版のウィキペディアによるとこの賞は、「オーディオブック界のオスカー」と呼ばれているほどの賞らしい。

英語が不得手なので詳細はわからないのだけれど、『嫌われる勇気』は米ブルームバーグが選ぶ「ベストブック2018」に選出されたり、英ガーディアンにおすすめの自己啓発書として紹介されたり、ようやく英語圏の国々でも評価されはじめている。


この本を書いたのは、ぼくが39歳から40歳になる、ちょうどその狭間のときだった。そしてたぶん、いま45歳のぼくは、まだこれ以上の手応えをもった本を書けていない。

世間の評価はともかく、自分のなかで「超えたっ!」と思える本、はやくつくりたいのだけど、先日脱稿した本はもしかしたら「超えたっ!」といえる一冊なのかもしれないと思っている。

でも、そこの「超えたっ!」は、なんていうんだろう。実際に世に出してみないとわかんないところでもあるんだよなあ。


ああ、なんかいま、走り出したくてうずうずしています。