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こんな試合を続けていたら。

いま、ようやくいま、つい先ほど。

「バトンズの学校」のフィードバック、その最終回分をすべて戻し終えた。昨年7月の開校から数えても7ヵ月あまり。学校の教科書である『取材・執筆・推敲』を書きはじめたところから数えれば3年半以上。ああ、ようやく自分の立てた仮説にひとつのピリオドが打たれるんだなあ、との安堵感だけがいまはある。やれることは全部やったつもりだ。


ちょっと馬鹿な話をしますよ。

先日他界された元プロレスラーのストロング小林選手。1974年、その小林選手と「昭和の巌流島決戦」と呼ばれる死闘を演じたアントニオ猪木選手は、試合後にこんな言葉を残した。

「こんな試合を続けていたら、10年持つレスラー生命が1年で終わってしまうかもしれない」

ぼくらのプロレス(再)入門

昭和のプロレスファンなら、琵琶法師の如くに暗唱できる、有名な台詞だ。

今回「学校」をやってみて思ったのはまさにそれで、自分が納得するレベルの学校をやろうと思うなら、ここまで全力でやらなきゃいけない。ここまでやってこそようやく、「自分の学校」や「バトンズの学校」と言える。けれども一方、こんなやり方で何度もやっていたら間違いなく選手生命が縮んでしまう。選手では、いられなくなってしまう。


またいつか、第2期を開催してみたい気持ちはあるけれど、なんか別の方法を考えないとなー。なんでも「初回」ってこんな感じなんでしょうけどね。

ともあれ、長い長い「学校プロジェクト」を完走できたこと、誇りに思っています。いい受講生さんたちに恵まれ、いいスタッフさんたちにも恵まれ、感謝です。きょうはこれから受講生のみなさんとオンライン懇親会です。