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たった30分の朝令暮改。

最近の読書はもっぱら、Kindleを使っている。

重くないし、何冊も入るし、買ったらすぐ読めるし、読書灯もいらないし、便利なことこのうえない。Amazonという会社が好きかどうかは横に置いてKindleという「システム」は、非常にありがたい発明品だと思う。

一方、端末としてのKindleには、まだまだ不満が多い。ぼくが使っているのは Kindle Oasis という端末なのだけれど、動作は遅いし、使いすぎなのか最近やたらと落ちる(ダウンする)ようになってきたし、たくさんの漫画を買い込むとすぐ容量オーバーになってしまう。

そのへんのぜんぶを解消しようとするならやはり、iPad mini が選択肢になるのだろう。

仕事用のでかい iPad Pro は持っているけど、読書端末と割り切ってもう一台これを買う。そうすれば動作も速く、容量もたっぷりで、ストレスなく本や漫画を読むことができるはずだ。

しかし、iPad を選ぶと今度は、Kindle端末最大の長所が消えてしまうことになる。


インターネットの遮断だ。

もちろん本や漫画のデータをダウンロードするため、また更新データをダウンロードするためKindle端末は、インターネットに接続している。しかし、ブラウザや SNS への接続はない読書専用端末だ。それゆえKindleでの読書中は、ずっと本に集中することができる。

ところが iPad は、仕事やコミュニケーション、エンターテインメント全般を想定してつくられた端末のため、たとえば読書中にメール着信のお知らせが表示されたり、ふと気を抜いた瞬間に SNS を覗きに行ったり、なかなか読書に集中させてくれないことが予想される。

……と、書きながら思った。

すべての「通知」をオフにしておけばいいんじゃね?

Kindle以外、なんのアプリも入れなきゃいいんじゃね? 


おっかしいなー。「だからぼくは iPad mini 購入を見送っているのだ」って話を書くつもりだったのに、めちゃくちゃほしくなってきたぞ iPad mini。

まあ、無理やり教訓を引き出すなら、「思ったこと」をこうして文章化していくと、そのロジックの穴に気づき、おのれの愚かさを知ることができる、ということだろう。「考えるために書く」。それはぼくの座右の銘と言ってもいいくらいのことばだ。