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うらやましいぜ、みんな!

もうこれ、情報解禁ということなのだろう。

昨年9月に急逝された瀧本哲史さん。

お通夜のとき、『僕は君たちに武器を配りたい』や『ミライの授業』などを編集した加藤晴之さんと、『武器としての決断思考』や『武器としての交渉思考』を編集したカッキーと3人であれこれ語り合っているうちに、なにかぼくらがやらなきゃいけないんじゃないか、という話になった。具体的にはやっぱり、本をつくらなきゃいけないんじゃないかと。

そこからカッキーが動きはじめ、星海社時代の最強チームとともに瀧本さんの講義録をまとめ上げた。ライティングを担当した大越裕さんは、ぼくが長年にわたって尊敬の念をおく実力者。バトンズという会社を設立するにあたっても、大越さんさえいれば自分の理想は実現できる、と真っ先にお声掛けしたライターさんである。


先月、ゲラを読ませていただいた。

くやしいくらいにおもしろい原稿だった。たぶん発売されたらみんなが言うだろうけれど、まったく現代版『後世への最大遺物』だった。

『ミライの授業』をつくるとき、瀧本さんは「現代版の『君たちはどう生きるか』をつくりましょう」と言っていた——もちろん、あの漫画版が発売される前のことだ。そしてぼくは『ミライの授業』について、それに資する本になったと思っている。

21世紀版の『君たちはどう生きるか』と『後世への最大遺物』の2冊をつくっちゃうなんて、きっと瀧本さんも本望じゃないかな。

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これはゲラを読んだ直後にカッキーに送った LINE。

ほんと、みんな瀧本さんのことが大好きになる本だと思う。


発売は4月27日。

瀧本さんも、カッキーも、大越さんも、みんなうらやましい! こういう本に出会ったときの感想はもう、「うらやましい!」のひと言しかない。もしかしたらぼくの原動力、「うらやましい!」なのかもしれない。

よし、おれもがんばろう。