漫画を描かない漫画家志望者とな

XのTLにこのようなポストが流れてきました。

漫画家志望者の9割が一作も描かずに30代40代を迎える
趣味漫画とか同人誌とかを作るでもなく本当に一作も描かずに
そして「俺私も漫画家を目指している、目指していた」と発言する
一作でも描き上げた人はそれだけで狭き門をくぐったということ
自信を持っていいです

— 能登ひなみ🌻「リボ払いで愛を貢ぐ」連載中 (@nanada_nana_) August 16, 2024

あ、それはあるあるでしょうな！　漫画って描くの大変なんですよ。
私も漫画を描いていたころは、作品を作るペースが遅かったです。

それはそれとして。
漠然と「漫画家になりたい」という人には、「言っているわりに全然描かない人」っていうのが、けっこういるかもしれません。

描き上げる人は「漫画家になりたい」という情熱以上に、「とにかく自分の考えたものを見てほしい」という欲求が強い人だと思います。
なんたって描き上げないかぎり、他人に伝わりませんからな。
「脳内に凄いのがあるんだよ！」といくら言っても、分からんものは分からんのです。

そんなわけで私は、8割ぐらいの作品は完結させています（残りの2割はゴニョゴニョ。まあ、いろいろありましてね……）

基本的に私は「見てくれよ、見てくれよ、見てくれよ！」な欲求が強いタイプなのです。

しかし「全然描いたことのない漫画家志望者」よりも「1ページも書いたことのない小説家志望者」のほうが少ない気がします。
字を書くほうが漫画よりもハードルは低いですからな。
学校の授業に作文とかありましたからねえ。

しかし「小説を最後まで書いた人」となると、凄く少ない気がします。
書き始めのハードルが低い分、書き終えた人の割合は猛烈に少ないのではないでしょうか（100人に1人もいないと思う）

物語のエンドマークを付けるのって、本当～～～～～に大変なのですよ。
なんといってもエネルギーがいる！
「とにかく書き上げてやる」という気合いと「この話はすげーから、是非読んで（見て）欲しい！」という思い込みがないと無理です。

なので漫画や小説にかぎらず、作品を作り上げた人は、もうそれだけで凄いです。
他人も自分も、じゃんじゃん褒めましょう。

偉いぞ、みんな！　偉いぞ、私！

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