私を気づかせてくれた大切なセッション

2022年4月からMindset Coaching Schoolでコーチングを学んでいる。結構ハードなコーチングスクールで、一般的な『受講生』という概念は通用しない。普通に大人が、本気で指摘される。建前や遠慮がなく、本音の世界。最初は居心地悪いなと思ったけれど、今では潔くて、好き。でも本当、この4ヶ月のうちに何度『もう無理!辞める!!』って言いかけたことか・・・

でも今日、辞めずにやってきてよかったと思える出来事があった。生後2ヶ月の子どもを抱え慣れない2人育児と経営者復帰というカオスの中、コーチングを始めたのか…という問の答えに少し触れられた気がした。私が人生をかけて取り組みたいこと、パッションというか、何か心が揺さぶられるものが私の前に、セッションを通して現れて、対峙した。

日本に希望と夢を抱いて訪日してきた外国人とセッションで向き合った。偶然見かけてくれたWeb上の書き込みを読んで連絡してきてくれた在日外国人とセッションをさせてもらった。

話していると悔しい思いをたくさんしてきたこともわかった。言葉の壁も立ちはだかり、建前の中で見えなくなっているけれど確実に存在する人種差別とも戦ってきた。エイリアン(よそもの)であり、色々な抑圧に負けそうになりながらも、日本がやっぱり大好きで、ここで夢を叶える決意を、見届けさせてもらった。

私は大学卒業後、英語を指導する仕事をずっとしてきた。ここ10年間はインターナショナルスクールを経営していて、『多様性を楽しむ人(日本語で書いているので日本人対象ですね)を一人でも多く増やす』というミッションを掲げて取り組んできた。

英語を学び、世界を見たい日本人が少しずつ増えていく。でも、日本に住む外国人に対して決して、優しいと言える環境ではないことも、わかっている。

『外国人入店禁止』という張り紙が平然とはられている景色。『日本語が話せないから不採用』。日本語を勉強しに日本に来ても、日本人じゃないから・日本語が完璧じゃないからと日本人と比べると不利な契約だったり・・・

こんなに能力があっても正当に評価されない。それが異国で暮らすということなのかもしれない。でも私はやっぱりそれにYesと唱え続けることはしたくない。Noと声を上げたい。

それ世界が、日本で挑戦しようとやってきた外国人には『当たり前』の世界。Asian Hateがアメリカでも取り立たされていて、何ができるのか。どうやったら負けずにいけるか。そんなことを考えていたけれど、私の足元にもあった。日本にある外国人との壁。見えない壁。

海外に行ったときに同じように私たち日本人も活躍できるように、世界で戦えるようにと私はインターナショナルスクールをやってきたけれど、同じ希望を抱いて日本に来る外国人に対しても私は同じ気持ちで、声を上げたかった。

『言葉を超えた本気で本音のコミュニケーションを通して、絆を創る』
『意思を持って人生を選択して熱狂的に生きる人たちを増やす』
『多様性を楽しみ、Make a differenceを世界中に』

私は、『枠から出てみようと挑戦する人のみかたでいたい』『個性で生きていくと決めた人の挑戦を見届けたい』と思っている。それは日本語だけではなく、英語でもどんな言語でも世界のどこでも、どんな立場でも決して変わらぬ信念。

それを私自身、どこかで枠を作っていた。けれど、私が生後2ヶ月の子どもを抱え、慣れない二人の子供の育児をして、全力で仕事もやりながら手にしたかったことは、 It's a small world after allってことなのかもしれない。

今、日本にいる、そして日本だけではなく世界中で異国で挑戦しようと思い旗を立てたけれど、見えないGrass wallにぶつかり戦っている人たち。多様な人たちが自分の殻を破り、見えないグラスを破り、旗を立てるところを私は心の底から応援したい。そして彼らの挑戦を、一番近くで見届けたい。

そして、日本人も外国人も関係なく、言葉も文化も生まれた場所も関係なく、夢中で生きてmake a differenceをする人たちであふれる世界・・・

そこの中に、私が生きていること。そして、It's a small world after all って言ってる自分。私の無意識は、産後2ヶ月・職場復帰経営者・二人育児・ほぼワンオペという状況にも関わらず、Missionを選んだ。その信念に向かって、生きていきたい。


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