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この気持ちを忘れてしまっても


いつかこの気持ちを忘れてしまう、と。



人は忘却の生き物だ。


小学校の時に仲が悪かった友達も
同窓会に行ったら普通に話せた
仲が悪かったという事実は覚えているけど
そのときの感情はもうなかった

「昔はめちゃくちゃゲームしてたけど、今は何が楽しいのか分からない」という友達や
「あんなに好きだったのに、なんで好きだったのか思い出せない」みたいな過去の恋愛も
これに近いかも知れない。

つまり、感情というのは薄れていってしまうのだ


「どうしても、あの子が忘れられない
夢にまで、でてくる。忘れたいけど、今でも好き。」
誰にでも忘れられない恋愛や、片思いがあるのだ
ただ、感情は薄れていき、好きだったという事実が残る



「人は高校生くらいが一番、感情の上限が高い」と教えてくれた友達がいた
心理学上でもそうなっているらしい。

学生時代、好きだった子が忘れられないのは、
その頃の感情が人生の中で一番大きいからなのだろう

そして、それだけを懐かしみながら生きていくのだ


感情は薄れていくのに、懐かしむのは、過去にとらわれているのかもしれない。
まるで、感情を忘れてしまったら、その頃の自分さえも忘れてしまうとでも言うかのように


誰かの何かで、ありたい、と。



僕は、誰かの何かでありたい。そのために生きている。

今は亡き祖父の口癖を覚えているように
人の考えは巡ると考えている。ライオンキングのように。

そう伝えると、
「ふみは誰かの中(記憶)に存在していたいんだね」と言われた

まさにそうで、僕が死んだ時に泣いてくれる人がいてほしい。
できれば、僕の大好きな人達が、周りにいて欲しい。


死ぬ前でなくても、ふと思い出したり、声をかけてくれる存在になりたい。


「自分で自分を認めてあげたら楽になる」とも言われた。

もちろん多くの人と同じで
大切な人から思われたい、のだ。




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