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リクルート『キャリアガイダンス』連載「創造的思考力を育てる 書かない小論文」を終えて(雑感)

昨年より6回にわたって、学校経営者・管理職・進路指導担当者向け雑誌である『キャリアガイダンス』(リクルート)で連載記事を寄稿していました。

タイトルは『創造的思考力を育てる 書かない小論文指導』。

編集長と記事担当の方との初ミーティング。
リクルートマーケティングパートナーズ@目黒。
松岡正剛氏プロデュースのミーティングスペースでした。

私の興味関心は、次世代のキャリア形成と創造的思考力にあります。

そもそもなぜこの世の中に矛盾や差別や争いが起こるのか。
それは資本主義の歪みにあって、分配の資本主義が欠落しているということ。
そして我々はその土俵に立ち、もがいているわけです。
そこに気づき、それをどう乗り越えるか、第三の道をどう築くのか、ということに気づく次世代(もちろん我々もだけど)を育みたいのですね。

そのためには、我々が組み込まれているシステムの存在に気づき、クリティークすることがどうしても要るし、そこから世界を新たにつくろうよ、というメッセージを伝えたいと思っていたんです。
それこそが「創造的思考力」が必要な理由。

だから、ストレートに伝えるならキャリア形成の話な訳ですが、『キャリアガイダンス』では親愛なる友人が既にそれをテーマに過去連載をしているんです。

そこでウーンと唸りながら…
編集担当の方が「小論文で何か書けませんか?」と。

私は興味関心の針が振れなかったというか。
それで、私の小論文の講義について話していたんです。
私の授業って授業中に文章を書かないんですよ、だって文章は一人で書けるから、それより集団でないとできないことを授業でやる方がいいじゃないですか、対話の中で知が生まれるものだし、と。

そのとき「書かない小論文」という企画が生まれました。
私はその時、正直ピンときてなかったのですが、まずは自分の授業実践と頭の中を整理する心持ちで連載を始めてみよう、対話し続ければそのうち新たな世界が生まれるだろうと思い、筆を進めました。



第2回 意見と理由
http://souken.shingakunet.com/career_g/2020/5/2020_cg432_21.pdf
第3回 未来に向けた「提案」まで考える
http://souken.shingakunet.com/career_g/2020/7/2020_cg433_27.pdf
第4回 論理的思考力を鍛える
http://souken.shingakunet.com/career_g/2020/10/2020_cg434_16.pdf
第5回 システム思考で論に深みを
http://souken.shingakunet.com/career_g/2020/12/2020_cg435_19.pdf
最終回 世界と自己をつくる学びを
http://souken.shingakunet.com/career_g/2021/2/2021_cg436_18.pdf

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