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富士ヒル・ブロンズ対策その3

FUMINです。富士ヒルから早いもので2週間が過ぎました。
youtubeで動画を公開されてる方がたくさんおられるので「自分がチラッとでも映ってないかなー」と目を皿のようにして見てみましたが…今のところ発見できず。来年は自分もアクションカメラを載せて走ってみようかな、とも考えています。

さて今回もブロンズ対策ということで記事を書こうと思います。
1回目はペース走行について、2回目はトレーニングについて書きました。
今回はレース中の心構えというかTips的な内容です。


声、出していこうぜ!

今回の富士ヒルで僕が意識したことの一つに
「積極的に声を出していこう」
ということが挙げられます。追い抜くときは「右から行きます」と言う(これはルールだろうけど、守っていない人が多くてヒヤヒヤした瞬間も少なくない)、ちょうど良いペースの人を見つけたら「ツキイチですいません」と声をかけてから後ろにつく、下山組の応援に対しては「オー!」と拳を上げて応える、等。

これはいわゆる「体育会のノリ」ではありません。僕が意識したのは

「声が出せないような負荷を自分に課していないか?」

ということです。
加速して追い抜くときも「右から行きます」と発話できるくらいの余力をきちんと残すための手段、としての「声出し」を意識していました。「み、右ィ…ハァ…行きまァ…ハァ…」となってはダメだ、ということを分かりやすく形にしたのが「声出し」という結論だったのです。声が出せていれば「まだまだイケる」ということが分かる、ということですね。

実際のところ「声を出す≒コミュニケーションを取る」ということは、負荷を測る意味以上の効力を発揮します。ブロンズ狙いの人を探すことができ、つまりは協調体制を得てwinwinの関係を築くことができ、気分転換になり、一瞬でも疲れを忘れることができる。そういう意味でも「声出し」は有効なタイム縮小術(しかも低コスト)だと思うのです。
ただし、あまり調子に乗りすぎているとダメです。
中盤で後ろから「右から行きます!」と元気の良い2人組がいたので
「AllezAllez!」と声をかけたり、ジャージから神奈川大学の人だと分かったので「神大ガンバ!」とか応援したりしていたら楽しくなってしまって、肝心の自分のペースは落ちていたという有様でした。何事もほどほどに。

会場入りは極力ゆったりと

僕たち仲間は第7スタートだったので出走は8時半頃の予定でした。それでも7時にはそれぞれの駐車場に到着していました。僕は(宿で済ませてきたにも関わらず)催してきたのでトイレに向かったところ、もの凄い行列。やはりみんな考えることは一緒で、ギリギリまで軽量化したいわけですね。用を足し、北麓公園に着いたのは8時過ぎだったと思います。仲間はちょっと心配したようですが(アイツ、なかなか来ないけど大丈夫か?)結果的には(もちろん個人的には)これがとても良かったと感じています。

僕の場合、早く会場入りすると
・周囲の雰囲気に呑まれる(みんな自分より速そう、高そうな機材使ってるな、等)
・気持ちが入れ込みすぎる(アドレナリンの放出を抑えられない)
などの弊害に見舞われるリスクが高くなってしまう。また雨や寒さに晒される可能性だってあるわけで、極論を言ってしまうと「スタート10分前に会場入りするのでは良いのでは?」と思いました。

もちろん、ギリギリの会場入りがベストな選択とは限りません。渋滞や予期せぬトラブルに見舞われて遅刻することだってあり得ます。早めに会場入りして周囲の人たちとコミュニケーションを取り、トレインを組む仲間を作るのもアリだと思います。あくまで個人的な意見として、参考になれば。

音楽流すのはヤメた

僕は普段からお気に入りの音楽を流しながらジテツーしています。流行りの洋楽とかダンス系の音楽とか、テンションを上げるにはもってこい。* 音楽が痛みを軽減することは論文でも報告されていますし、ヒルクライムなんていう苦行にはノリノリの音楽を流しながら、いつも通りのジテツーの延長で行けるっしょ、という考えで臨んだわけです。

*言うまでもありませんがヘッドフォンの類は使っていません。聴覚は視覚と同等、いやそれ以上にジテツーにおける安全確認に重要だと感じています。

しかし前回大会で普段と同じことを試したら大失敗。
前半はテンションに任せて凌ぐことができましたが、後半は見事に失速しブロンズ獲得には至らず。振り返ってみれば初心者が犯しがちなミスに過ぎないわけですが、今回はこの失敗を反省して極力テンションを上げるようなことは避けました。前述の「会場入りを遅くする」というのも、意図的にテンションを上げないようにする意味もあったと思います。

音楽を流しながら走る、というのであれば
・スタートから23㎞地点までは穏やかな曲
・最後の平坦ではテンション爆上げな曲
などの作戦が良いのではないかと感じています。もちろん疲れ切った体で音楽端末の操作ができるか否かは別問題ですが。。***

**ハルヒルは大会の注意事項に「音楽プレーヤーの使用禁止」とありますが、富士ヒルではその記載を見つけることができませんでした。「いや、ここに書いてあるぞ」ということでしたらお手数ですがご指摘ください。

***走行中にスマホなどを操作するのはNGです。念のため。



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