見出し画像

「近代国家とキリスト教」 森安達也

平凡社ライブラリー  平凡社

自分の異端と「近代人」生成の関係の興味分野をすべて包括していそうで、もっと早く見つけたかったという感じ。
(2015 04/19) 

1日10時間?


宗教改革の章は昨日読み終わり、フランス革命の章に移る。聖職者の側からもかなりの人々が革命賛成していたというのは意外。次の司祭を教皇から切り離して公務員化するという政策は賛成派と反対派(後者の方が若干多め)に別れて、後者の一部は国外に亡命した。この辺はなかなか知られてないところかも。
続いて暦の変革。月の名前の変更はよく出てくるけど、最初は1日が10時間制だったなんて知らなかった。この当時の時計がパリのどこかにあるというが… 
(2015 04/20) 

フランス革命とロシア革命


 「近代国家とキリスト教」ロシア革命まで読み進めた。この本は宗教が中心から近代国家に取り込まれていく大まかな流れを概観している。その流れの中に急流として存在しているのが、反あるいは無神論的なフランス革命であり、またロシア革命である。それらは時に相似していることもある。というのが論点。あまりこの二つを正面きって比較しているのは自分は見たことがない。 前に書いた暦の問題をとってみても、ロシアでも一週間5日制がとられたこともあったという。すぐ元に戻ったというのもフランス革命時と似ている。
(2015 04/28) 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?