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「マンデルバウム・ゲイト、ドーキー文書」 ミュリエル・スパーク、フラン・オブライエン

小野寺健・大澤正佳 訳  集英社版世界の文学  集英社

ドーキー文書

一昨日からオブライエンの「ドーキー文書」読んでいる。この人、ジョイスの次の世代のアイルランド作家なのだが…
なんてか、ぶっ飛び過ぎ(笑)2、300ページくらいの長編なのだが、いきなり10ページ目で「全世界破壊。」ときたもんだ。「。」って…
本人や登場人物はいたって真面目。でも読者は置き去りに。スターンみたいに。で、ノリはゴンブローヴィチ。何せ、ジョイスやアウグスティヌスまで登場するのだから…
結局、パブの酒盛りのホラ話なのだけれどね。全部。
(2007 07/10)

折角こねくり回そうとしてたのに
もう「ドーキー文書」読み終えた。なんだいもうお終いかい(笑)って気が無きにしもあらず。
なんか登場人物全員が自分の考え途中放棄して、というよりどうでもよくなってきたみたいで、次の話題に移ってしまう。毎度ばかばかしい話を…って感じ。
オブライエンはエイプリールフールの日に亡くなったとか。最後までそういう人であったらしい。
(2007 07/11)

マンデルバウム・ゲイト

スパークの「マンデルバウム・ゲイト」読み始めた。先の「ドーキー文書」とセット。集英社版世界の文学。
要するに、半分イギリス、半分ユダヤの中年独身女性がイスラエルからヨルダンへ行くことができるか?また無事に戻ることができるか?という筋。1961年。
よくわからないが、ノンフィクションもの除いて、あんまり現代のこの辺りを舞台にした小説ってみかけない気もする。自分が知らないだけかもしれない。多分そうかも。
(2007 07/12)

詩を燃やす
「マンデルバウム・ゲイト」を読み終えた。愛する人の為に詩を書いたら、その紙を燃やす。そうすれば愛は成就する、そう。
(2007 07/16)

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