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「山をたのしむ」 梅棹忠夫

ヤマケイ文庫  山と渓谷社

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読みかけポイント:第2章まで。

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昆虫採集で京都北山の雲ヶ畑の京都一中の小屋に合宿した時から、同じ場所に師である今西錦司のレリーフが完成した時に訪れた時までの履歴。最後のは既に目が見えなくなっていて、日本山岳部の人達に手を引いてきてもらったのだそうだ。
その間、カラフトで犬ぞり探検したり、モンゴル、ヒンズークシ山脈(イル=ハン国末裔のモゴール人発見)、ビルマ(原著表記)最高峰(これはビルマ政府の許可がおりなかった)、最後の雪山として登ろうとした立山(少し前に目が見えなくなって断念)。
今西錦司のレリーフを触りながら、何百年のちになって「応仁の乱」のように京都市街が壊滅しても、この来たにあるレリーフは残るだろう。その時外から訪れた調査団はこのレリーフを何かの祭祀に用いられたと考えるだろう、というのはさすが日本の文化人類学者の第一人者。
(2020 04/16)

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