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「現代ラテンアメリカ文学併走 ブームからポスト・ボラーニョまで」 安藤哲行

松籟社

ボルヘスの向こう側


安藤氏の「ラテンアメリカ文学併走」を家でちら読みしている。
第1部はアルゼンチン文学のところを木曜日に。軍部政権のこととかいろいろ知らなかったこともあったが、今の若手?作家のボルヘスに対する両面的な態度も興味深かった。ボルヘスに反発を覚えながらも、ある種共通するところも出てくる。それは構成等の巧みさとアルゼンチンの郷愁。安藤氏は日本においてはボルヘスの前者はよく理解されているけど、後者はあまり読みとられていないのでは?とも書く。
(2013 12/07)

マッコンドとクラック

「ラテンアメリカ文学併走」、昨夜続けて「マッコンドとクラック」読んだ。マッコンドとは言うまでもなく「百年の孤独」のマコンドのもじりなのだがが、マッコンドとクラックどちらもポストブーム世代の作家の「ラテンアメリカ文学=魔術的リアリズム」レッテル剥がし運動。元々は別々に始まった両運動は、今は重なっているところもあるという。
実はブーム後の作家ってまだ手付かずなんだよなあ。ボラーニョやプイグ含めて…
モヤあたりから始めてみようかなあ。
(2013 12/08)

その他…

昨夜は「ラテンアメリカ文学併走」のセプルペダ?の「恋愛小説を読む老人」のところを読んでいたけど…タイトルだけでなんとなく敬遠してたけど…全然違うものだなあ(笑)
(といっても今もまだ読んでいないが(補足)…)
(2014 01/09)

…とずっとこの本を夜のお楽しみに少しずつ読みつつしてたけど、ようやく読み終わり。
ブーム以後の作家を主に扱い、翻訳されてない作品が大半。最近はまたいろんな出版社でシリーズ刊行されてきている。
(2014 09/18)

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