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「待っていたのは」 ディーノ・ブッツァーティ

脇功 訳  河出書房新社

ブッツァティの短編集「待っていたのは」。なんていうか自分好み(笑)っていうか…
この人、長編(「タタール人の砂漠」)でもこんな調子なのだろうか?
他にも短編集が少なくとも2冊あるし、隠れ愛好家が多いのかも?
(2007 12/09)

自分の未来の裁きを見る
昨日でブッツァティーを読み終えた。
最後の短編は、割と長めの「冒涜」というもの。死にかけた少年が死後の裁きの光景を見る、というもので、キリスト教徒もいろいろ大変。
で、自分は読み終わったあと空想した。少年の前に裁きを受けていた実業家が実は少年の未来の姿なのではないか、と。
でも、本当は、「待っていたのは」とか、「水素爆弾」とかの方が好みだったり。
(2007 12/11)

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