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手記♯2 ~やっぱりS召喚やめます

こんにちは。
なるせ ふみ です。

前回の手記♯1では、いきなりS召喚やめます宣言をしました。♯2ではその真意を話そうと思います。



前回紹介した「水晶機巧-リオン」「水晶機巧-シトリィ」の特異性について触れます。


「水晶機巧-シトリィ」
水属性/レベル2
機械族/チューナー/効果
ATK 500/DEF 500
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、チューナー以外の自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚し、そのモンスターとこのカードのみを素材として機械族Sモンスター1体をS召喚する。その時のS素材モンスターは墓地へは行かず除外される。
「水晶機巧-リオン」
水属性/レベル3
機械族/チューナー/効果
ATK500/DEF500
「水晶機巧-リオン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、チューナー以外の除外されている自分のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚し、そのモンスターとこのカードのみを素材として機械族Sモンスター1体をS召喚する。その時のS素材モンスターは墓地へは行かず持ち主のデッキに戻る

この2体は、モンスターを対象に取って効果を発動します。そして、効果処理時にS召喚出来ない場合には、対象に取ったモンスターを特殊召喚し、そのまま効果処理を終了します。

この「S召喚出来ない場合」というのは、

【1】S召喚可能なモンスターゾーンが無くなった
【2】効果を発動した「リオン」「シトリィ」が裏側守備表示になった
【3】効果を発動した「リオン」「シトリィ」のレベルが変わってしまい、S召喚可能なモンスターがエクストラデッキにいなくなった

...などを指して言います。

1番目は新マスタールール期間(2017年4月~2020年3月)の間によく使えたコンボです。
当時S召喚はエクストラモンスターゾーンまたはリンクモンスターのリンク先となるメインモンスターゾーンにしか行えませんでした。

そのため、「シトリィ」の効果に対して「水晶機巧‐ハリファイバー」の効果を発動し、「ハリファイバー」のリンク先を無理矢理無くしてしまえば、簡単にS召喚を失敗させられました。

しかし今では新しいマスタールールが施行されており、メインモンスターゾーンにもSモンスターをS召喚できるようになってしまったため、このコンボはほとんど使用できなくなっています。

2番目は、対象に取ったモンスターを特殊召喚できるものの、「シトリィ」が裏側になってしまうと、複数のチューナーを必要とする「水晶機巧-グリオンガンド」はS召喚できなくなるので、特にやる意味は無いでしょう。

消去法で、残った3番目が一番現実的というところで話を進めます。

「そう簡単にレベル変動出来るわけないだろ!」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが...。

クリストロンにはあるんです。

レベルを操作できるカードが。



「クリストロン・エントリー」と言うんですけども。

「クリストロン・エントリー」
通常罠
「クリストロン・エントリー」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分の手札・墓地から「クリストロン」チューナーをそれぞれ1体ずつ選んで特殊召喚する。②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「クリストロン」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルと異なるレベルを持つ「クリストロン」モンスター1体をデッキから墓地へ送る。対象のモンスターのレベルは、墓地へ送ったモンスターのレベルと同じになる。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


例えば、

チェーン1)墓地のレベル3非チューナーを対象に「シトリィ」の効果を発動

チェーン2)「シトリィ」を対象に「エントリー」の効果を発動

...とした場合。

チェーン2の処理でレベル3のクリストロンを墓地に送り、「シトリィ」のレベルを3にします。

その後で、チェーン1の「シトリィ」の効果処理により、対象に取ったモンスターを墓地から特殊召喚します。

さらにこの時点で、自分のエクストラデッキの中にレベル6の機械族Sモンスターが存在していない場合、ここで効果処理を終わります


「シトリィ」の効果を発動した時点でレベル5の機械族モンスターをS召喚することを約束していますが、

効果処理の結果、S召喚可能な(レベル6の)機械族Sモンスターがいないため、S召喚に失敗してしまったという構図です。

これにより、レベル3チューナー2体とレベル3の非チューナー1体がそろいました。

このコンボには「ハリファイバー」も使用していないため、「ハリファイバー」の効果で「シューティング・ライザー・ドラゴン」を特殊召喚しそのレベルを3にすれば、「水晶機巧‐グリオンガンド」をS召喚できるようになります。


こうやってS召喚を時には成功、時には失敗しながら、状況に応じて必要なS素材モンスターを用意していこうということですね。


「相手ターンにS召喚できるチューナーモンスター」は色々なテーマに実装されていますが、「相手ターンにS召喚を失敗するチューナーモンスター」というのはクリストロンだけです。

#1でも書きましたが「如何にしてクリストロンの色を出すか」という話は、ここにつながってきます。

ちなみに、このコンボをやっていると、
「本当にS召喚できないんですか?エクストラデッキ見せて下さいよ」というお相手がいますが

拒否してしまって構いません(断言)


拒否するときには、「この効果はエクストラデッキを公開するものではないので」と言い切ってしまいましょう(断言)


それでは、今回はこの辺りで終了しようと思います。


次回 手記#3 働く者、働かざる者



Sモンスターは数多く存在していますが、クリストロンの特異性に親和するSモンスターはかなり限られてきます。

次回の手記では、そのクリストロンの戦い方にマッチするSモンスターをいくつかピックアップしてみたいと思います。



では、



したっけまた! 








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