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手記#5 ファクトリーからの生還者

こんにちは。なるせ ふみ です。

今回は、スクラップを混ぜた【スクラップクリストロン】デッキを紹介していきたいと思います。 

1.今回採用するスクラップモンスター

●「スクラップ・リサイクラー」

クリストロンのお友達。普段はクリストロンモンスターを墓地に送りつつ、「ハリファイバー」のリンク素材になるのが役目。しかし今回は「スクラップ・ワイバーン」のリンク素材となり、スクラップ展開につなげます。

●「スクラップ・ワイバーン」

宇宙を生み出すリンクモンスター。基本的には「スクラップ・ゴーレム」をデッキから呼び出しつつ、後攻であれば除去の役割も担います。

●「スクラップ・ラプター」

期待の超新星。自身を破壊することで「スクラップ・リサイクラー」をデッキから手札に加えることができ、「ワイバーン」を活用したスクラップ展開アにつなげられます。

●「スクラップ・ゴーレム」

ドローしてはいけないタイプのカード。普段はお荷物ですが、このデッキではこの「ゴーレム」を死に物狂いで守る必要があります。

2.スクラップを採用するメリット・デメリット


スクラップを採用する一番の理由は、その爆発力と安定感にあります。
クリストロンというデッキは基本的に3枚初動もしくは2枚初動です。クリストロンカード1枚とデッキから墓地にカードを送れる「ジェネクス・ウンディーネ」のようなカードを1枚、できれば保険として手札から特殊召喚しやすい「サイコ・ウィールダー」のようなカードを1枚ほど手札に持っておきたいところです。

 しかし、スクラップのカード群を混ぜ込むことで状況は一変します。
「化石調査」3枚、「スクラップ・ラプター」3枚、「スクラップ・リサイクラー」3枚のうちのどれかを引き込めば展開が可能になります。

展開のパターンとしては、「スクラップ・ラプター」から始まり
「スクラップ・ワイバーン」で「スクラップ・ゴーレム」を特殊召喚するまではいつも通り。

「スクラップ・ゴーレム」の効果で「スクラップ・ラプター」を特殊召喚し、「ワイバーン」「ラプター」の2体で「ハリファイバー」をリンク召喚し、クリストロンチューナーを特殊召喚します。

●フィールド
「ハリファイバー」「シトリィ」「ゴーレム」
●墓地
「リサイクラー」「ラプター」

この状況では、「グリオンガンド」「フェニキシオン」のS召喚を狙うことができます。

戦術としては、スクラップ展開をした後に「ハリファイバー」「シトリィ」「ゴーレム」を構えてターンを渡し、「グリオンガンド」「フェニキシオン」で相手を足止めします。身を守るためにこれらのカードで足止めするというよりは、「ゴーレム」を守り抜いて次の展開につなげることを意識しています。「ゴーレム」さえ守り抜けば、次のターンに2枚目の「ワイバーン」で相手のカードを破壊しつつ「トロイメア・ユニコーン」「アクセスコード・トーカー」につなげて一気に勝負を決めに行きましょう。

(こいつ、いっつも「アクセスコード」使ってんな)

また、話を少し戻すと、先攻1ターン目では「ワイバーン」➁効果で自分フィールドのカードを1枚破壊しなければなりませんが、
その1枚を「クリストロン・エントリー」にしてみたらどうなるか?

手記#2で紹介した「S召喚失敗」のコンボをここでも披露することができます(エントリーは墓地に送るもの)。

このように、安定した1枚初動で強い展開を期待でき、なおかつ「エントリー」を墓地に送るという細やかな仕事もできるのが
【スクラップクリストロン】のいいところですね。

ただし、強力な「ラプター」1枚初動の代償として、その1枚を止められると他の展開ができない点には気を付けてください。
筆者の「ラプター」は何度も「バージェストマ・ディノミスクス」を被弾しています。

そういうこともあり。自分は「1枚初動」より「妨害に強い複数枚初動」の【幻影騎士団クリストロン】を好むところがあります。


3.サンプルレシピ

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 さて、こちらがサンプルレシピです。初動となりうるカードは「ラプター」「リサイクラー」「化石調査」の合計9枚。そしてそれを引き込むための「金満で謙虚な壺」が2枚。#1でも述べましたが、使わないエクストラデッキを犠牲にしてでも初動となるカードを引き込んだ方がいいと私は思います。魔法・罠カードを使わない相手に対して「フェニキシオン」を残しても仕方がないですし、「トロイメア」リンクモンスターも序盤では使わないのでコストにしてしまってもよいでしょう。

 そして、「ワイバーン」は2枚採用です。1枚目はスクラップ展開で「ハリファイバー」を呼び出して構えるため、2枚目は「トロイメア・ユニコーン」「アクセスコード・トーカー」で勝負を決めるために使いましょう。

自由枠には「ライトニングストーム」「レッド・リブート」をそれぞれ採用しています。初動の安定性は高いものの妨害に弱いため、危険な要素はこれらのカードを使って取り除いてあげましょう。

さて、今回はこの辺で筆を置きたいと思います。

このスクラップクリストロンデッキは、やることが単純で、他のタイプと比べて複雑な動きがないため、クリストロン初級者にぜひ使ってほしいなと思います。


次回予告

手記#6 Phantom Quartz

さて、第6回となる次回は、おそらく現状では最も強いクリストロンである「幻影騎士団クリストロン」について紹介していきたいと思います。

このデッキは、遊戯王対戦動画チャンネル「Team FF外」の中で登場していますので、予習がてらにこちらの動画を見ていただけると嬉しいです。

では、したっけまた!

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