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手記#13 クリストロン再始動

0.半年ぶりの更新

みなさん。こんにちは。
なるせ ふみです。

前回の更新から半年以上経ちましたが、あれから色々なことがありました。

何といっても。

「水晶機巧-ハリファイバー」

2022年7月1日に「水晶機巧-ハリファイバー」が禁止カードとなり、公式戦で使用することができなくなりました。これを受けて、今までの初動や展開方法が使えなくなったため、大幅な改良が必要となりました。

今回は、「水晶機巧-ハリファイバー」を使用しない「水晶機巧」を紹介していこうと思います。

1.構築

まずはこちらをご覧ください。
こちらが、2022年7月以降自分が使用している「水晶機巧」のデッキレシピです。

2022年7月以降の構築


対して、こちらが2022年6月まで使用していた「水晶機巧」のデッキレシピ。

2022年6月までの構築

見た目として大きく変わったところは、最小枚数で「ハリファイバー」にアクセスできるカードを全て外した点ですね。特に、「ジェネクス・ウンディーネ」を用いた展開は、「ジェネクス・コントローラー」素引きのリスクがあり、その割に他にカードを要求するようになったため、これらのパーツは全て不採用としています。

また、全体的に「クリストロン」モンスターカードの枚数を増やしました。

・「シトリィ」2枚→3枚
・「サルファフナー」1枚→2枚
・「プラシレータ」1枚→2枚
・「シストバーン」「スモーガー」2枚のまま
・「リオン」1枚のまま

これは、後述する「スプライト・エルフ」、つまりレベル2のモンスターを活用する構築にシフトしたためです。

今まで「クリストロン」カードはあまり初手に来てほしくなく、特に「プラシレータ」は主だった役割を持たせにくいカードでした。

しかし、「スプライト・エルフ」の登場により、リンク素材とした「プラシレータ」をすぐに墓地から特殊召喚し、「プラシレータ」の効果で自分を破壊して「シトリィ」を特殊召喚すれば…。

このように、SチューナーとS素材モンスターを相手のターン中に用意できます。実際の展開では、このほかに「クリストロン・インパクト」も絡みますので、さらに器用にS召喚できるようになります。

この中で、今まで以上に手札に「シトリィ」「プラシレータ」が必要な場面が多く、またそれらを捨てられる「サルファフナー」を採用する価値も上がったため、このような枚数判断となりました。

2.展開と着地~アクセルサテライト~

このデッキでは、「サテライト・ウォリアー」のS召喚を目指します。
このモンスターを「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の効果でS召喚し、相手ターン中にカード3枚破壊、攻撃力最大3000アップし、相手の発動した効果を受けない(=相手の妨害が効かない)状態で奇襲を仕掛けます。

<初手例>
「スクラップ・リサイクラー」1枚
「スモーガー」1枚

<展開例:自分のターン>
(1)「リサイクラー」を召喚し、効果で「幻獣機オライオン」を墓地に送る→「幻獣機トークン」を特殊召喚

(2)2体で「ケルビーニ」をリンク召喚し、③効果発動のコストで「シストバーン」を墓地に送る→「シストバーン」の効果で「サルファフナー」を手札に加える

(3)「スモーガー」を捨てて「サルファフナー」の効果を発動。そのまま自分を破壊し、「サルファフナー」➁効果で「プラシレータ」をデッキから特殊召喚。

(4)「ケルビーニ」「プラシレータ」の2体で「エルフ」をリンク召喚し、即座に効果を使って「プラシレータ」を特殊召喚。

(5)「プラシレータ」効果で自分を破壊して「シトリィ」をデッキから特殊召喚。

(6)「スモーガー」の墓地効果で、「インパクト」を手札に加える。

<展開例:相手のターン>
(7)「シトリィ」効果で「リサイクラー」を対象に取って発動。「アクセル・シンクロン」をS召喚。

(8)「インパクト」を発動して「シストバーン」を除外から特殊召喚。

<状況整理:ここでS召喚可能なモンスターのレベルは8>

(9)「アクセル・シンクロン」の効果で「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」をS召喚。効果で墓地の「オライオン」を特殊召喚。

(10)「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の効果を発動し、「スターダスト・ドラゴン」を特殊召喚した後で、「スターダスト・ドラゴン」と「オライオン」を素材に「サテライト・ウォリアー」をS召喚。

この時点で、墓地にSモンスターが3体存在しているため、3枚まで相手のカードを対象に取って破壊し、攻撃力を最大3000までアップさせることができます。

要は、

・墓地に「オライオン」
・除外に「シストバーン」「スモーガー」のいずれか
・場に「エルフ」「シトリィ」「インパクト」

これらを揃えることが展開の目標になります。

途中(4)で「プラシレータ」を挟まなくても「サテライト・ウォリアー」を出すことは可能です。
ただしこれはきちんとした理由があって、この「プラシレータ」こそが、展開途中で「水晶機巧-グリオンガンド」を出すルートに切り替えるための布石となります。

長くなるので、これは次回紹介しようと思います。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここ半年で「水晶機巧」は大切なものを失い、大きく様変わりしました。

特に「ハリファイバー」の喪失は、「水晶機巧」にとって致命的なダメージとなりました。

「『ハリファイバー』は『水晶機巧』をサポートしていない」という心無い声も多数耳に入ってきて、私自身心が折れそうになったこともあります。

ただ、Discordのプライベートサーバー「クリスタルP」のメンバーや、普段一緒に遊戯王を楽しんでいる仲間たちの力を借りて、ここまで復興を進めることができました。皆様、本当にありがとうございます。


相手ターンにS召喚という基本戦術を忘れず、これからも歩を進めていきたいと思います。

では、今回はここまで。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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