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手記#8 華雪(1)

みなさん。こんにちは。なるせ ふみです。

今回は私の最高傑作について紹介します。

いきなり大きく出たなと思われるかもしれませんが、それくらいの自信作ということです。

1.はじめに

まずは、皆さん。「憑依連携」というカードを知っていますか。

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「ストラクチャーデッキ 精霊術の使い手」で収録された通常罠カードです。

手札・墓地から守備力1500の魔法使いを特殊召喚する効果、自分フィールドの属性が2種類以上の場合にフィールドの表側表示のカードを1枚選んで破壊する効果を持っています。本来的には霊使いや憑依装着をフィールドに並べて使うカードですが...。

今回ご紹介するデッキ【花雪】では、クリストロンにこのカードをぶっこみます。

一体何のシナジーがあるのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、とりあえず今回使うデッキレシピはこちら。

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はい。「憑依装着」モンスターだけでなく、「憑依覚醒」の名前を持つモンスターを全て1枚ずつ採用しています。そして枚数は分厚く重い60枚。『玉石混淆』の手記では、クリストロンは混ぜ物が必要とお話ししましたが、今回のデッキは明らかに度が過ぎています。スクラップだけでなく、憑依装着にマギストス...。

コレデドウヤッテタタカエバイインダ?

そこからが、マイスターの腕の見せどころなのです。


2.コンボ解説


このデッキで一番やりたいことは。憑依連携により表側のカードを1枚破壊しつつ、そのまま間髪入れずに「グリオンガンド」をS召喚して相手の場を全て消し飛ばすことです。これまでは堅実な展開を目指して来ましたが、今回はそういうのは無し。ド派手な展開を披露していきましょう。そして、そのためにはいくらか準備が必要です。具体的には下の3点。

・「憑依連携」を手札に加えておく
・「憑依連携」の効果で特殊召喚可能なモンスターを手札・墓地に用意する
・「グリオンガンド」の召喚条件を満たす(チューナー2体以上とチューナー以外のモンスター1体)

まずは「憑依連携」をどうやって手札に加えるかです。「精霊術の使い手」の効果で手札に加えることも可能ですが、ここでは「憑依覚醒」と名前の付くモンスターを活用します。


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つまり、これらのモンスターをフィールドから墓地に送りさえすれば、「憑依連携」を手札に加えられるということです。ならば「ハリファイバー」の素材にしてしまえば、デッキからクリストロンのチューナーを特殊召喚しつつ、「憑依連携」も手札に加えることができますね。これで、「ハリファイバー」、クリストロンチューナー、「憑依連携」の3枚が揃いました。足りていない要素は、「憑依連携」の効果で特殊召喚可能なモンスターです。


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「憑依装着」モンスターについては「ハリファイバー」の効果で「シューティング・ライザー・ドラゴン」を特殊召喚すればOKです。「シューティング・ライザー・ドラゴン」の効果で「憑依装着」モンスターを墓地に送り、「憑依連携」の効果でそのモンスターを特殊召喚するだけです。墓地に送ったモンスターは効果を発動できませんが、「憑依装着」モンスターは、自身のテキストに記された方法で特殊召喚しないと効果を使用できないため、ここでは特に問題になりません。

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ここでフィールドのモンスターのレベルと数を確認します。

あら不思議、チューナー2体とチューナー以外のモンスター1体です。

ここまで手記を読まれてきた方なら、すぐにわかるはず。


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エースモンスター「グリオンガンド」がS召喚できるようになっています。このS召喚は「シューティング・ライザー」の効果によって行われますが、この時に以下の順でチェーンを組んで発動してみましょう。

チェーン1:「デーモン・リーパー」を対象に「シトリィ」効果
チェーン2:「シューティング・ライザー」の効果で「グリオンガンド」をS召喚

手記#2にて、S召喚に失敗する状況の一つとして「効果を発動したクリストロンチューナーが、効果処理時に表側でフィールドに存在していない」というお話をしました。今回がまさにそれで、チェーン1の効果処理時よりも前に「シューティング・ライザー」の効果によるS召喚に「シトリィ」を巻き込んでしまえば、「シトリィ」がフィールド上に表側で存在しなくなるため、S召喚は失敗します。結果、「デーモン・リーパー」だけが特殊召喚されて、効果処理を終了する形になります。

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こんな感じで、「憑依覚醒」をうまく取り込んでS召喚成功できました。

第二部となる次回では、この「ごちゃまぜ」デッキでの初動と展開パターンについて解説していきます。

この「60枚憑依覚醒クリストロン」、元の原稿が長いため、だいたい3~5回に分けてお送りすることになるでしょう。

それでもよろしければ、彼女たちが美しく舞う姿をどうか見届けてやってください。

したっけ、またね!


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