自分へ
彩の国カップが終わった。
結果は獨協大学さんに1-2と敗戦。
前半に先制したものの、後半に追いつかれ、ロスタイムで試合をひっくり返された。
この試合の中で「できたこと」「できなかったこと」を考えたとき、圧倒的に「できなかったこと」の方が多かった。
練習の中でビルドアップを取り入れ、型を作り、トレーニングマッチではいくつかそれがハマったシーンもあった。
しかし、この試合では自分たちのやりたいサッカーを相手である獨協大学さんがやっていた。後ろから冷静に組み立て、ボールを多く保持する。無理に攻め込んだりせず、じっくりと時間をかけて徐々に押し込んでいく。ボランチとセンターバックが連動し、長短のパスを入れ込みながら相手の陣形を崩す。
自分たちのやりたいサッカーをやられてしまった。そんな印象だった。
技術も相手の方が数倍上だった。ボールを奪うことができない。DFの時間が長く、体力もどんどん削られていく。私はセンターバックの選手だが、マイボールの時間が少ないというのはバックからすると本当に辛い。もっと点差が開いてもおかしくない試合内容だった。
「できたこと」はほとんどなかった。
これがこの試合を終えて率直に私が思った感想である。
チームとしてやりたかったことをほとんど出すことができなかった。
主将としてとても責任を感じた。
このままでは去年と同じようにリーグ戦で結果を残せずに終わってしまう。
絶対にそれだけは嫌だ。何としても結果を残さなければならない。
小学校から続けてきたサッカー人生の終焉が徐々に迫ってきている。正直プロになるのはほぼ不可能だろう。だとすると、あと半年と少しで私のサッカー人生は終わる。
プレイヤーとして、本気でサッカーに向き合う機会は二度となくなるのである。
終わってしまうぞ、俺。
いいのか、今のままで。
必ず後悔するぞ。
サボるな。走れ。ボールを奪え。失うな。一つのプレーにこだわれ。声を出せ。仲間を鼓舞しろ。死ぬ気でやれ。
チームを引退する時に、「よく頑張った」と自分自信を誉められるように、リーグ戦まで残り少ない期間、一生懸命頑張っていきたい。
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