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オタイチ•サンクチュアリ

ジャンボ。
ドブ色の風馬です。

あぁ、そうだよ。
めんどくさくて書いてないみたいな部分、多少なりともあったよ。

書いてないうちにオリンピックが始まり、そして、終わったなんてフェイクニュースを耳にしましたが、そう言う嘘は罪に問われますよ、そんなに間が空いてるわけないだろ。いい加減にしろ。

僕のやってるダイエットも3ヶ月が経過し、13キロほど痩せました。
ダイエットに関しては別で記事を書く予定なのでまた読んでください。
(注:コレはフェイクニュースではありません。)

今回は僕が週3で通っている神エンタメ施設、お宝市番館、通称おたいちについてお話しします。

おたいちに人が溢れかえって宝(記事「自己研鑽の極致にオタ活を置け」を参照のこと)を奪われるのが嫌なのでオキニ隠しし続けようかと思ったのですが、そんなこと気にしなくても既に人で溢れかえってました。

何が僕を、そして、人を、あの施設に呼び寄せるのか。
今回はエンターテインメントの分解を、おたいちを媒介して行っていくと、そう言う記事になっております。
嘘です。

史上初の前書き2トランプ

客層の悪さは、懐の深さだ

まずお宝市番館とはどう言うところかと申しますと、ドン・キホーテのAメロとBメロみたいな部分に、ハードオフのサビみたいな部分が組み合わさったお店です。

そう、神曲です。

もっとわかりやすく言うと、DVDとか漫画とか服とかが中古で売っているいわゆるリサイクルショップです。

もっとわかりにくく言うと、「ハチ」の頃の米津玄師が書いていたメジャー感にあえてアングラ感を足したようなお店です。
(この一文、全く必要ありませんね。)

「結ンデ開イテ羅刹ト骸」って十五年ぶりくらいに検索した

客層はどちらかというとドンキ寄り。
ドンキホーテファミリー(キティちゃんのスウェットを履いたママ、和柄を存分にあしらったジーパンを履くパパ、襟足が金の男の子、生後まもない妹のパーティで夜中にうろつく家族のこと。)もたくさんいます。
そう言う家族は何故かワンピースのフィギュアをたくさん持ってますよね。これってトリビアになりませんか?

これは持論ですが、そういういわゆる「ヤンチャ」な人がいついていて、尚且つ、普通の人間も立ち寄れるお店ってオペレーションがしっかりしている店だと思うんですよね。

僕みたいなインキャが来ても、主婦が来ても、カードゲームしかしてなくてお風呂に入ってない人が来ても、誰が来ても楽しめる工夫がしてある証拠だとおもいませんか?

おたいちの客層の悪さはつまり、そこが誰もが安息の地と呼んで良いと思えるほどの、懐の深い店づくりをしている裏付けだと個人的に思います。

ご利用は計画的に

おたいちは先ほどお伝えした通り、服、漫画、キャラクター雑貨、日用品、CD、ゲーム、DVDなど多岐にわたるリサイクル品を収容しています。
エグい数の商品で溢れかえっており、一つ一つを見ていくと、オープン初日のフライングダイナソーの待ち時間くらいの時間を消費してしまいます。

実際僕も、はじめは丸一日おたいちに時間を吸い込まれてしまい、昔テトリスをしていたら友達の誕生日パーティをうっかり忘れてしまっていて、時間と共に友情が失われた時と同じ虚無感に襲われました。

おたいちに行く時のコツは、「今日はこの順番で各エリアを攻めるぞ」という計画を立てることです。

僕は基本ルーティンとして、ゲーム→漫画→CD→DVD、余った時間で服、という順番で見ると決めていくことにしています。

おたいちの攻略情報が載っている記事はネット広しといえども、ここだけだと自負しています。

そんな気持ちでテーマパークに行くな

おたいちという広大なガラクタ置き場でいかに自分に有用なものを探せるか、つまり、計画性を持った行動をいかにできるかということが鍵になってきます。

皆様の大事な時間が徒労に費やされぬようお祈りしております。

おたいちのここがスゴイ

ここまでの話で、ただのバカでかい不良の練り歩くリサイクルショップに巨漢がハマってるんだなと思われてしまうと、怒りで脳が破壊されそうなので、おたいちが普通のリサイクルショップとどう違うのかも記しておきます。 

まず、古着の品揃えがダンチです。
有名ブランドから見たことない値段のTシャツまで数多く揃えられています。
しかも服に限っては新品も置いてあり、古着を漁っていたはずが、いつのまにか新品のコーナーに突入していた、なんてこともザラにあります。(おたいちあるある)
また、服のジャンル分けが綺麗にされているので、気分や自分のスタイルに合わせて買い物がしやすいです。

また、店内のゲームセンターが広大です。
イオンとか旅館についているゲーセンのレベルではありません。あれはゲーセンではなくて「惰性」です。

流行りのアニメのプライズが多く、「ここでとって、そのまま売ればいいのでは、、?」という気持ちに駆られます。実際むちゃくちゃ金かけて取ったら中に安くで売ってたみたいなこともあります。いい加減にしてくれ。

そして何よりポップに非常に力が入っています。
これに関しては言葉よりもまず、見てほしいという気持ちが大きいのですが、人間技とは思えない芸術のようなポップが数多く用意されてあります。
あれ素材はなんなんでしょうね?段ボールとかでしてるのかな。おたいちだから段ボールとかでしてて欲しい。チープであれ、おたいち。

単なるリサイクルショップ、という括りではなく、一大エンターテインメント施設としての役割がおたいちにはあるのです。

行きたくなってきたでしょう。月・水・金は僕と被るので来ないでくださいね。

オタクたちの最後の聖地

今やリサイクルショップと言いますと、ブックオフ、ハードオフ、ゲオなど、大手が小さな個人経営店を乗っ取る形で勢力を拡大しております。

中古品の価格の均一化というのは、消費者からすると得をする部分が多いのですが、なにぶん、「探して見つける」というエンタメが失われているようで寂しい気持ちになります。

おたいちは、あのごちゃついた商品の山から、御目当てのものを見つけるという懐古的な消費の喜びをもう一度再確認できる施設だと自分は思っています。

サブカルオタクの方ほど一度足を運んでみて欲しいものです。
親に連れられていった「ファミコンショップ」のあのえもいわれぬワクワク感を再認識できることと思います。

飽和した社会だからこそ、ネットショッピングに頼らず、まず自分の足で。
物を買う。すぐ手に入って、帰り道で説明書を読む。
家に帰るまでのあの時間が本当は一番楽しいのでは、と僕は最近思います。

是非皆様も一度お宝市番館に足をお運びください。
あとドンキホーテファミリーは意外といい奴が多いので、道とかは譲ってくれます。

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