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【乃木坂46】28thシングルのフォーメーションで思うこと。【♪君に叱られた】

8/15に放送された乃木坂工事中にて、9月22日に発売される28枚目シングルのフォーメーションが発表された。

前回の27thシングルの選抜発表は、完全ナレーションによるダイジェストでの発表になりファンからも批判があったが、今回はそれを反省してか、今野式(メンバーを集めて今野さんが発表していく方式)での放送になった。

前回の27th「ごめんね Fingers crossed」のフォーメーションからの変動は以下の通り。

【IN】
掛橋沙耶香(初選抜)
鈴木絢音(23th「Sing Out!!」以来、5作ぶり3度目)
北野日奈子(25th「しあわせの保護色」以来、3作ぶり)
【OUT】
松村沙友理(卒業)
大園桃子(卒業)
【センター】
賀喜遥香
(初センター、第13代センター、表題曲では初めてのセンター、4期生からのセンター抜擢は遠藤さくらに続き2人目)


ざっとこんなもんである。
前作(27th「ごめんね Fingers crossed」)のフォーメーションは、前から5-7-8の20人。
今回のフォーメーションは前から5-7-9の21人。選抜の人数が21人以上のシングルは、25th「しあわせの保護色」以来、3作ぶりである。

今回のフォーメーションを見て思うこと

①「卒業する高山一実のポジションはどこか」

今回のフォーメーション発表で1番注目されたポイントではないだろうか。
高山は1stシングル「ぐるぐるカーテン」から今作まで、グループ史上最長の28作連続選抜入りを果たした。

1stシングルのデビューから卒業までの全シングルに選抜入りしたメンバーは、松村沙友理(〜27th)、白石麻衣(〜25th)、桜井玲香(〜24th)、西野七瀬(〜22th)、生駒里奈(〜20th)、橋本奈々未(〜16th)と名だたるメンバーが名を連ねる。中でも16th「サヨナラの意味」での橋本や、14th「ハルジオンが咲く頃」の深川麻衣、25th「しあわせの保護色」での白石のように、卒業シングルでの高山センターもあり得るのではないかと思っていた。

高山推しの私としてもそれが見たかったし、センターという形で送り出したいなと思ったが、高山の事だから「大丈夫よー」と他の子にセンターを譲るのではないかとも思った。その場合、入るなら裏センター(2列目のセンター)だろうなとも思っていたが実際にそうなった。

「やっぱり最後だと思うとすごい楽しみで、一個一個最後なんだって噛み締めて、『あぁ最後はこれでよかった』って思えるようなものを作れるように頑張ろうと思います。」

高山はそう決意した。

私はこれを聞いて少し安心した。高山が卒業を発表してからしばらくの間のモバメ(モバイルメール)が、少し卒業に対して悲観的にもとれる内容であったので、個人的には少しばかり心配していたが、もう気持ちの切り替えは済んだようでひと安心。ぜひ、かずみんには有終の美を飾ってもらいたい。


②選抜復帰した2期の2人。

前回27thの選抜発表では、2期が新内眞衣しかおらずに、個人的にもそれはどうかと思ったしファンからも不満が噴出したが、今回は鈴木絢音と北野日奈子が選抜に復帰。

27thシングルをもって、伊藤純奈と渡辺みり愛が卒業を発表したことにより2期は5人になった。これからどうなるかと思っていたが2人の復帰により少しはいろんな感情が穏やかになったか。

2021年1月の舞台「ナナマルサンバツ」を見てから鈴木推しになった私にとっては、この選抜復帰は涙なしに見る事ができなかった。
鈴木の選抜は23thの「Sing Out!!」以来5作ぶり。年月にして2年4ヶ月ぶりの選抜復帰となった。
前回選抜の時との変化を鈴木本人は、

「まずは、よく笑うようになったこと」
「先輩とよく話をするようになったこと」
「後輩とよく話をするようになったこと」
「変わった自分を受け入れられるようになったこと」

と分析。「前とは違った自分をお見せできると思う」と意気込んだ。

一方の北野は、25th「しあわせの保護色」以来3作ぶり。年月にして1年半ぶりの選抜復帰。

「全メンバーの中で、アンダーと選抜を行ったり来たりしてる度ナンバーワンだと思っているけど、アンダーの良さと選抜の良さをどっちも知っているので、この短い期間アンダーにいた2作品でも新しく学べたことはあったので、その気持ちを大事に選抜として頑張りたい」

と、番組内のコメントで話していた。

北野が言うように、2人の共通点は「アンダーと選抜をどちらとも経験している事」。今回の選抜入りしたメンバーの中で、ここまでアンダー入りをしていない4期を中心に、アンダーを経験していないメンバーも増えてきた。アンダーにいたからこそ知っている景色、アンダーを知っているからこその経験値は、2人の強力な武器に必ずなる。

③初選抜、掛橋沙耶香

今回の選抜におけるサプライズは、4期生の掛橋沙耶香の初選抜だろう。

いろいろ思うことはあるんですけど、やっぱり一番大きい気持ちは、応援してくれていたファンの方の感謝の気持ちが一番大きいです。5期生オーディションで一番後輩という立場ではなくなるし、このシングルでたくさん成長しないとなって思います。

と、涙ながらに意気込んだ掛橋。ドラマやコントでの好演や、光る歌唱力を持って掴んだ初選抜。掛橋の成長した姿はもうすぐそこにある。

また、掛橋の初選抜により選抜21人のうち、1/3(7人)を4期生が占めることに。(賀喜、遠藤、筒井、早川、清宮、田村、掛橋)
これは着実に世代交代が進んでいると捉えてもいいのかもしれない。

④センター、賀喜遥香。

そして、今回のセンターは4期の賀喜遥香。グループでは13人目のセンターとなり、4期生のセンターは遠藤さくらに続き2人目である。賀喜は、4期楽曲「I see...」でセンターを務めたが、表題曲では初めてのセンターとなった。

賀喜は、番組内の選抜発表後のコメントで

「なんで、選んでもらったんだろうなぁって。でも、さっき高山さんに『賀喜ちゃんの笑顔で歌って踊ってるところがすごい大好きだから』って言っていただいたので、自分の良いところを探しながらみんなに認めてもらえる、応援してもらえるような人になれるように頑張ります」

と涙を見せながらも意気込んだ。

賀喜がセンターに抜擢された理由。それはこのコメントの文中にもあった高山からの一言が全てであろう。

『賀喜ちゃんの笑顔で歌って踊ってるところがすごい大好きだから』

先ほども述べたが、高山だから「大丈夫よー」と他の子にセンターを譲る可能性もあると私は考えていた。このコメントを聞いてから、この自分の考えに賀喜を当てはめると、ものすごくしっくりハマった。

その後に更新された賀喜のブログには、

桃子さんも、いつも笑顔が可愛くて大好きと言ってくださって
もうそれが本当にうれしくて。
だから、
笑顔で頑張りたいです

と書かれていた。


賀喜といえば笑顔。それが形になってきた。
はたちを迎えた新センターは、日本中を笑顔にしてくれる事だろう。

さいごに。

前回の選抜発表では、不満だらけの記事になってしまったが、今回はプラスの要素がたくさんあった。グループが節目の10年目を迎えるに相応しい選抜発表だったことは間違い無いだろう。

来年には新しく5期生もやってくる。これからの乃木坂46がますます楽しみになってくる、そんな選抜発表であった。


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