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Junko Summerさんの記事を読んで感じた人付き合いのあれこれ

誰かの記事を読んで引用して記事を書くのは初めてのこと。
それだけ心に響く記事だったので皆様にもシェア出来ればと思い
鉄が熱いうちに書き進めることにします。

私が響いた記事がこちら。↑

彼女の文章の感じがとても好きでいつも楽しみにしている読者の1人なのですが
この記事は私自身の心をぐわんぐわん揺さぶってきた(笑)

私は幼い頃、父親の仕事の関係で引っ越しがかなり多く
若かりし頃の友人関係が全く続いていない。

何かのおりにふと思い出すことがあってももう誰がどこに住んでいるのかすら
わからないので連絡の取りようもない。

ノートの更新頻度でお分かりかと思うが私は決してマメなタイプではなく
割とズボラだったりするので
小中学校の担任の先生に大変お世話になったというのに
どこかで年賀状のやり取りが止まってしまったり
相手がマメじゃないと自分もそこに乗っかってしまい
そのせいでご縁が切れてしまったりしていた。

そして今思えば当時の私は幼すぎて
たまたま席が隣になったとか
給食の時に机をくっつけてグループになってなんとなく仲良くしているとか
声をかけられたからそのまま受け入れるとかで
自ら「この子と仲良くなりたい!」というハッキリとした意志を持って
友達を作ったことがなかった。

小学校6年生の時、
同じクラスの女の子が突然引っ越すことになり
クラスの女子たちは
「元気でね」と言いながら啜り泣いていた。
でも私は泣けなかった。
なぜなら彼女との思い出がなさすぎたし
殆ど口を聞いた記憶もなかったからだ。
でもその時ある女子に私はこう言われた。

「〇〇さんって随分薄情だね。泣かないなんて」

と。

幼い私はこの言葉だけに非常にショックを受け、
悲しくなって泣いた。
でも周りは皆、その子とのお別れが悲しくて泣いているように見えたようで
「〇〇さんも引っ越しちゃんと何か話しなよ」と
彼女のそばに無理やり連れてこられた。
私は何を話していいのやらわからなくてただただ静かに泣いていた。

今思えばお節介女子に捕まったという事、そして
こういう場面では泣くのが普通という思い込みで
こんなことが起きてしまっていた。

どうでもいいことなのに50をすぎた今でも
この事を鮮明に覚えていて
薄情だと言われたその言葉だけが脳裏にこびり付き、
友人関係が長く続かないのは
私が薄情なせいなのかもしれないと思い悩んだりした。

しかし大人になるとお友達関係がしっかりと根付いてきた。

私は器用な方でもないので広く浅い付き合いがとても苦手で
狭く深くじっくり人と向き合っていきたいタイプ。

今、深く仲良くしているお友達は20年ほどの付き合いがあり
信頼関係も築けていると思っている。

そして最近、関係が復活したお友達がいる。
15年も前に理由もなく
なんとなく連絡を取り合わなくなった人だった。
この人は私よりも一回りほど下だけれども
気遣いのできる素敵な人ですぐに仲良くなったので
何となく距離が空いてしまった事を寂しく感じていた。
揉めたわけでも何でもなく
お互い忙しかったり色々な理由が重なって
会わなくなったのだが
先日密かに誕生日を迎えていた私に
久しぶりにFacebookを通じて彼女からメッセージが入っていた。

私のFacebookはほぼ死亡状態で
更新は何年単位でしていないのだけれども
お誕生日の時にはそれなりにメッセージを頂くので
その時だけ開くようにしていた。
その中に彼女からのメッセージを見つけた時は驚きと共に
私を覚えていてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになった。

「お誕生日おめでとうございます。またお会いしたいです」

という短いメッセージだったけれど
私はすぐにそれに

「ありがとう。メッセージとても嬉しい。私もまた会いたいな」

と返信。
すると即レスが。

「ぜひ会いましょう。お住まいはお変わりないですか?
 車でご自宅まで迎えに行くので
 ドライブがてら美味しいものでも食べにいきませんか?」と。

そこからは具体的な感じでトントンとお話が進み
2週間後に会う約束をしている。

こうやって何年も離れていても
縁が繋がる人とは繋がっていくんだなと感じた瞬間だった。

じゅんこさんの記事の中に

「人間関係の新陳代謝が良い」


という言葉があり
これはじゅんこさん自身の言葉ではなく
彼女が読んだ本の中の一文なのだけれど
彼女がその言葉を覚えていてくださり
シェアしてくれたことで心が救われる思いがした。

最近になって仲良くなったお友達。
20年来のお友達。
久しぶりに連絡をくれたお友達。
お誕生日のメッセージだけお互いに言い合う関係のお友達。

色々な人たちとの関わりの中で
今の私が形成されていて
良いことも悪いことも
全ては糧となり
無駄ではなかったと深く感じている。

お友達と笑って色々なお話が出来るのも
心と身体の健康あってこそ。

最近はどこの整体が良いよとか介護の話だったりとか
若い時にはしなかった話題が飛び交う日々だけれども
いつまでも他愛のない話で笑い合える素敵な関係でいたいなと
改めて感じた夜だった。

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