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ファミリーキャリアを話し合うために抑えたい情報

こんにちは。

ファミリーキャリアコンサルタントのふりふりです。

前回の投稿で、ファミリーキャリアの3ステップの2つめは、
「現状を多面的に把握する」ことだと書きました。

今回は、「多面的って、たとえばこういうこと」という話をします。

つまり、ファミリーキャリアを話し合うために、こういう観点で情報共有しながら対話するのもアリでは?っていう、観点をご紹介したいと思います。


最初のキーワードは「働き方改革」

日本では、人口減少を背景として、女性や高齢者、外国人などをはじめ、多様な人が働きやすい社会の創造に向けて、「働き方改革」が始まっています。

時間と場所にとらわれない、柔軟な働き方として、

・リモートワーク
・テレワーク
・フレックス、時短
・ワーケーション
・2拠点生活
・コワーキングスペースの活用
・職住近接

など、さまざまな働き方を容認する動きが加速してきました。

一方で、

・M字カーブ
・女性の非正規雇用割合
・企業規模による賃金格差
・業界による働き方格差
・男女の生涯賃金格差
・男性の育児休暇取得率低迷
・日本人の有給取得率の低さ

といった、社会全体での課題もたくさん残っています。

でも実は、育児休業については、世界的に見ても整った制度であるにもかかわらず、知らない、使えないことの方が課題なのではという指摘があったり、

有給にしても、休みたいと言えない企業風土は問題だけど、日本はそもそも祝日が多いんだよね、という側面もあったりしますが、

政府としても、

・副業モデル規則(2018年に公布)
・同一労働同一賃金(2021年4月より全面適用)
・育児・介護休業法の改正(2022年4月より段階的に施行)

などなど、対策も講じています。


社会の状況や制度もどんどん変わっていく時代において、
当然、適応する企業も増えていくわけで、
終身雇用も崩壊(トヨタ社長が2019年に明言して激震が走りましたね)したことだし、
個人の意思で動く自由と責任が大きくなっていることには間違いないです。


じゃあ、個人として知っておくべきキーワードはというと、

・無意識のバイアス(アンコンシャスバイアス)からの解放
・強みを活かしたキャリア構築
・ジョブ型雇用
・ポッセの形成
・世代間の価値観の相違
・人生100年時代(長寿化)

などがあります。


そして、同時に捉えておくべきトレンドとして重要なキーワードが
「テクノロジーによるビジネス・働き方の変容」

よく、「DX」「デジタルトランスフォーメーション」と言われるやつですね。


デジタルデータを活用して、
新たなビジネスを創出していく流れが加速している時代において、

個人に求められるスキルやマインドセットも、
当然ながら従来のままとはいきません。

・自分のスキルは、他業種や新産業でいかに活かせるか
・新たに身につけるべきスキルは何か
・どの業界でどんなDXが起こって成功しているか
・新たに注目されている技術動向

など、守りから攻めに転じる用意を、
少なくとも所属する組織が変革にアクセルを踏んだときに“ついていける”自分でいるための努力くらいは、
常にしておくべきではないかと思うのです。

そして個人としては、5〜10年スパンで、将来を見越した準備を意識しておくことが大切かも。

AIとかDXとかいう見慣れたワード以外に、中長期的な視点で私が注視しているのはこの辺り。

・宇宙産業
・ドローン、エアモビリティ産業
・一次産業のDX
・脱炭素社会
・グリーンエネルギー
・ブルーエコノミー
・環境問題
・リベラルアーツ
・アート

だって、人生100年時代で、70歳、80歳でも働くって当たり前になりそうだし、
このまま行くと、子供たち世代が生き残れなくなるリスクもある時代に突入しているから。

何をするべきかって、自ずと見えてくると思うわけです。
ニーズがあるところ(成長領域)に属して働いていけば、少なくとも食いっぱぐれることはないし。


で、結論として考えてることはこんな感じになります。

こうした多面的な情報を収集して、これからのキャリアを考えるためには、
家族で協力して取り組んだ方が合理的でもある。

なので、とにかく
ファミリーでいろいろ話そう。
その中で、どう生きたいか、語ろう。
一緒に実践して、幸せを分かち合おう。


いま、コミュニティが大事とも言われていますね。
大変革の時代を生き抜くために、志を同じくする人で集まろう、という考え方と
ファミリーキャリアという考え方、
共通するところがあるのではないでしょうか。


やっぱり、ファミリーキャリアをテーマにした本を出したいな…




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