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こぶしファクトリーという伝説

2020年3月30日、この記事を書いている31日の前日に、こぶしファクトリーは解散した。
僕はにわかにも熱狂的な彼女たちのファンであり、彼女たちに本当に力をもらった分、ここで彼女たちへ思いを綴らなければならない気がして、この記事をかいてみている。これは自分の「気持ちの整頓」のためでもある。
紹介文なのか、ただ泣き言と感謝を言っているのか、、記事のまとまりは期待しないでください。

彼女たちとの出会い

こぶしのファン(こぶし組)になったのは、2019年のtifのステージを画面越しに観てからであるから、2019年の8月上旬である。
それまでハロプロの中ではとりわけアンジュルムにどっぷりだったのだが(それでもアンジュにハマったのも2019年の4月なんだけど)、私生活のことでかなりの失敗をしてしまった直後で超メンブレしていた事もあり、彼女たちの5人体制以後の楽曲たちが自分の心の穴を埋めるようにして入ってきた。

個人的に後悔していること

上記のようにハマったのが昨年の夏だったこと、さらには、昨年末に個人的に大事な資格の一次試験があったこと、さらにはCOVID-19によるイベント中止で、結局、ファンになってから、2回の代々木のラジオ観覧を除いては、彼女たちの顔を直接観られなかった。とりわけ、彼女たちの生の歌声を聴かずじまいで終わってしまった。
こぶし組として、めちゃくちゃ悔しい。て言うかこぶし組と名乗っていいものなのか、、
彼女たちと長い時間を過ごしたこぶし組の方々が本当に羨ましい。
そう言った後悔が背景にあって、この記事を書くに至っている。

魅力ある歌唱力

彼女たちの魅力は、様々な媒体を通して他のこぶし組のみなさんがよく伝えてくれているため、僕の弱小noteに改めて載せてもしょうがないし、載せるとキリがない。しかし、彼女たちを語る時に特段クローズアップされる歌唱力についてはスキップして話を進めることはできない。

僕自身、ほんの3年前の2017年(自分は高校生)までは、日本のアイドルを「口パク」などと小馬鹿にしていて、海外の実力派アイドル(韓流じゃなくて英国のLittle Mixとかそっち方面)しか聴かなかった。
それが、大学受験の息抜きする時にお笑いとしてハマったアイドリング!!!、初めて実力あるアイドルとして認知したアプガ 、アプガとの関連動画で覗くようになったアンジュルム、と言うような段階を経て、日本のアイドルを推すことへの抵抗は徐々に薄れていった。
そして、いつの間にか自分のプレイリストが日本のアイドルばかりになってきたころ、こぶしのあの歌唱力を見せつけられ、「3年前まで自分が追い求めていたものを完全に日本で実現しているアイドルがいたのか!」と驚嘆させられた。

とりあえず、凄さがわかるのはやはりアカペラ&ボイパであろうから、とりあえず、この動画を貼っておこう。

凄みを補足するために説明すべきことがいくつかある。
まずは、一番の歌唱を持つあやぱん(画面右から二番目、ターコイズブルー、トップコーラス)がメインボーカルを張らない、張らなくていいと言う事実。
そして、歌唱力二番手三番手であるれいれい(画面一番左、パープル、ボイパ)とのむさん(画面一番右、ロイヤルブルー、ベース)が、リズム隊を担う、めっちゃ歌えるのに。
加えて、ハモ職人のさこ(画面左から二番目、グリーン、セカンドコーラス)はラップができるどころか、作詞までしてしまう。
おまけに自分では歌が得意ではないと自称するはまちゃん(画面センター、ピンク、メインボーカル)は、全く音を外さずに歌い上げてしまう。

個々の力はすでに凄まじいのだが、こう言ったアカペラ&ボイパを通してそれらの力が強固に団結することでとんでもない爆発力をうんでいた。
(アカペラでないものもすごいので、貼っておきます。)

とにかく、彼女たちの凄みは、その可愛さもさる事ながら、歌唱面でのスキルが飛び抜けているところにある。

最強の楽曲

既述のように、とある資格試験の勉強をしている自分だが、当然に成績の浮き沈みがあり、テンション駄々下がりの時もある。そう言った時に本当に背中を押してくれるのがこぶしの楽曲であった。
おかげで、一次試験は無事合格。冗談でなく、一次試験前の3ヶ月はメンタルをほとんどこぶしに支えられていたので、本当に感謝しています。ありがとう。
特に背中を押してもらった楽曲を貼っておきます(順不同)。

・『シャララ!やれるはずさ!(2019ver.)』

※MVは2017年のバージョン

・『きっと私は』

・『明日テンキになぁれ』

最強の5人

こぶしは元来8人のグループだったが、2017年に連続して3人のメンバーが抜け(理由は調べてください)、2018年以後は5人での活動をスタートしなければならなかった。
いろいろな辛さを乗り越えた分、残された5人はまさに最強のアイドル、女性、人間になっていった。(てかまじで、昨日のライブ総じて最高でした。)
事実、自分も2019年からのファンであるから、8人時代を知らないのだけど、残された5人の努力がなければ、ここまで素晴らしいグループになっていないだろうし、僕がファンになることもなかったかもしれない。
前の項で取り上げた楽曲の素晴らしさに並行して、とにかく、5人が偉大で、最強だった。

ここからは、一人ずつ、これまでの感謝を込めて、にわかなりに紹介文を。

○広瀬彩海(あやぱん)

リーダーにして、最強の歌唱力の持ち主。ダンス部じゃないし、こぶしは5人になってからはあんまり踊ってないので、隠れていたけど、多分ダンスもめっちゃ上手い。多分勉強したらめっちゃ頭いい。熱狂的な加賀オタだったり、重めのオタクな感じを出すところも最高だし、れいれいのお世話をしていたと言うお姉さんな一面も超魅力的。
ハロプロ卒業後は、まじで埋もれない歌手になってほしい、なってくれ、いや俺が埋れさせない!

○野村みな美(みなみな、のむさん)

僕の推しです。キャラでなく間違いなく天然素材の彼女。MCはたどたどしいが、「え、人間ってここにもビブラートかけられんのかい!」と言わせんばかりの低音ビブラートはハロプロどころかアイドル界随一。研修生の一件以来、表舞台で全く泣かないと言うのを最後まで貫いたことも、のむさんらしくてとても好き(ちょっと泣いてほしかった気持ちもあるけど)。
(舞台は観に行けずじまいだったけど)演技力も実はめっちゃあるので、女優の道も応援するしかない。まずは留学頑張ってほしい。

○浜浦彩乃(はまちゃん)

リーダーにセンターはこの子しかできないと言わせしめた、最強のセンター。とりあえず、脚がめっさ長い。ダンス学園およびダンス部に所属していたことでダンスはそれなりに評価されているが、とにかく歌が上手いと言うことにあまり気づかれていない気が。そのアイドル性は天性のものがあると言っていいが、とにかく努力の天才である。
卒業後は、女優/モデルをやるそうだが、その弛まぬ努力でまじで有名になってほしい。

○和田桜子(さこ、らっこ、わださく)

ガチ恋製造機の呼び声高き、こぶしの母。この人の歌唱のスキルの成長は語られ尽くしているが、やはりアンラッキーの事情の落ちサビは特に最高。ベタベタしないこぶしのメンバーの中で、唯一メンバー愛を表に出してきたさこ。その包容力は果てしなく大きいが、ラジオでメンバーにいじられるとヤンキー言葉が出たりするところにギャップがあってガチ恋を常に製造してきた。
リーダーも心配していたが、あそこまでの色気を醸し出したまま、一般社会に出て大丈夫なのだろうか。いや、さこのことだから絶対幸せになるのであろう。ずっと(少し再結成を期待しながら)応援してます。

○井上玲音(れいれい)

天才肌と言われがち、髪をあげている時の産毛が好きと言われがち。低音の歌声やがなりに定評がある歌唱メンだが、まだまだ成長は天井知らずであるし、ダンスも含め、おそらく将来ハロプロのトップに君臨してくれるであろう伸び代を持った逸材。実は変顔マシーンなところも大好きです。夜空で逢いましょうの後釜であるソロラジオもめちゃくちゃ楽しみ。
どんな形であっても、彼女はまた輝いてくれると思うので、ずっと見守りたいですね。てか、生で見ると、目がデカすぎるよね。さことかもそうだけど。

解散してしまった今

昨日の解散ライブは最高だった、伝説として語り継がれるに値するパフォーマンスだった。
あやぱん泣いても音外さないし、泣いてない時にオタクになりすぎて逆に歌うの忘れちゃうし、のむさん7分超のアカペラもあご呼吸で乗り切っちゃうし、手紙も最高だったし、はまちゃんしょっぱなからツインテで最強アイドルだし、さこのアンラッキーの落ちサビ(自分が聴いた中で)過去1だったし、れいれいのボイパでの感情表現意味わからんし、、
(全部褒めてます)
とにかく、こぶしらしい伝説的なライブだったんですよ。

こぶしが解散してから一夜明けた現在、個人的にはとんでもない虚無感におそわれている。昨晩もあまり眠れなかった。正直、ずっと解散すんなと思っていた。

でも、もう解散してしまったのである。さこはもう一般人なのである。
時は時に残酷で、人間の感情を無視して進んでいってしまう。
めっちゃ寂しい。

ただ、彼女たちは、解散が公になってからのメディア出演では度々、前向きな姿勢を見せてくれた。頼もしい言葉を残してくれた。
昨日のライブを観ていて、「彼女たちをこのまま追っかけないまま生きていくのは損だな」と思わされたのもまた事実。
仮にもこぶしのファンであった者として、これまでのこぶしファクトリーを伝説として後世のカルチャーに語り継がなければならない。その上で、これだけの恩恵をもたらしてくれた彼女たちの人生を精一杯応援しなければならない。
クソ在宅オタの自分のアティチュードも、だいぶ変化してきている。
寂しさは時間がとかしてくれるかもしれないし、一生癒えないのかもしれないが、とにかく、いろいろなことが落ち着いたら、在宅オタをやめて、芸能界に残った4人に会いに行こうかと思う次第である。もちろん、さこも社会人頑張ってほしい。

とにかく、

こぶしファクトリー、お疲れ様でした。そして、ありがとう。

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