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#3 Portrait:大学院生

キーワード:「違いって、おもしろい」
今回は、大学院生の小池 智哉さんです。

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小池 智哉さんは、権威ある学会で論文が認められた実績を誇る大学院生。
そして、ビジネスサイドとアカデミックを両立するユニークなキャリアの持ち主。
あるいは、いくつもウェアラブル端末を身につけて自分の生体データを集めている変わった人。
「どこでもコードを書くこと」を自らに徹底した結果、富士山の山頂にパソコンを持参するのもいとわない。

属性や行動からその姿を捉えようとするのは難しい。
すべて、まぎれもない彼自身だからだ。

彼は、人と人との関係性に存在する違いを、肯定的に見つめている。そして冷静に、客観的に。
「僕は、人って違っているからおもしろいんだと考えています。でも、必ずしも誰もが違いを理解して受け入れられるわけじゃない。特に、家族や恋人のように距離が近い人たちとの間では、関係性を維持しながら問題解決する必要があったりもします。そういうシーンでは、とにかくあらゆる状況と結果を事前に想定して、うまくいくよう事前準備します」

違いを理由に、大切なものが失われてしまわないように——。
そこに息づくのは、違いの前に真摯である姿勢と、ありのままを受け入れようとする優しさ。

「自分と、誰かは違っている。互いの間に存在する違いを認識したうえで楽しさや喜びを感じられたら、そこには良い“不協和音”が響くんじゃないでしょうか」

不協和音をそれだけで終わらせない。違いを受け入れた先に調和の可能性を信じ、楽しもうとする姿勢もまた、彼の価値観を示している。

ひとりのなかにも、違いは多様に存在している。
だから、違いはおもしろい。

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メディア『対岸』では、”違いは、おもしろい”をコンセプトとし、魅力的な個人との対話を通して、その人にとっての違いや、違いの楽しみ方を記事にして発信していきます。
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