出店料は適正なのか?
催事の出店料金について
以前にも書いたことありますが
改めて思うこと
例えば2日間の出店料金で
出店料 3万+売上の10%
という条件があったとして
それが高いのか安いのか?
は、出店する側の力量だと思う。
ですが、本当にそれだけでいいのか?
労働が搾取されていないか?
と僕は強く考えている。
実際に数字を当てはめて考えると
1日目30万(20万)
2日目30万(20万)
2日間の合計60万なので
歩合で6万円+固定の3万円=9万円(7万)を出費する。
()内は売上40万円だった場合
飲食の原価の理想として30%と仮定すると
60万円の原価は約18万円(12万)。
催事となれば、労働時間も前後の準備の期間も長く
人件費も増えてしまいます。
なので1日2名 短く見積もって12時間労働とし
最低時給1000円と仮定すると
2日間の人件費は48000円
(割増分は含んでいません)
準備半日、片付け半日として12000円
別で仕込みの労働力を考慮しなければいけないが
今回は、仕込みの労力をゼロとして考えてみる。
売上60万(40万)
出店料9万(7万)
仕入原価18万(12万)
人件費60000万(変動なし)
仕込みゼロ(変動なし)
=33万(=25万)
残り27万円(15万)ですが
当日の光熱費と
仕込み労働対価を考えると
残り20万(8万)くらいかなと思う。
で、飲食経営の経験があれば
なんとなくわかると思うけど
催事で原価率30%は
意外と難しいと思うんですね。
というのは、催事用に仕込みすると
余計な手間がかかりますし
移動とストックのことも考えないといけない
管理コストが増えるんです。
もっと言えば、交通費は自腹
打ち合わせも、何もかも自腹なんですよね。
主催側は、全て外注に回すことで
負担は大きく減らせます。
何度も言いますが
外注の労働力なのに歩合ってなんだ?
と常に思ってます。
それなら、2日間で出店料10万とか
頑張った分、歩合が軽減されるとか
公平にしてもらえたらいいなと強く思う。
どんなに頑張っても
歩合で搾取されるシステムだと
原価率の高いものは出せません。
そんな状況で、本当に三方良しになるのかな?
と強く疑問を抱いています。
今日の例は、まだ良い方で
出店料も歩合も適正価格じゃないことが多い。
歩合1%の上昇でも、60万の売上であれば
粗利から6000円が削られます。
そう、売上の歩合ですが
歩合制は粗利がどんどん削られるです。
そして最後に税金
人件費相当の粗利にも
消費税がかかるので要注意です。
今回の例だと当日の人件費6万は経費で落ちますが
その6万円は粗利なので、おおよそ3500〜4000円の納税。
(消費税は直接税であり、第2の法人税と言われている)
人を雇うと人件費+消費税負担が増えます。
それでも頑張らないといけない出店者ですが
顧客のエントリーフィーで賄えないイベントを
出店者から補填する考え自体、見直す時期に来ている。
時代は変えていくものだと
僕は強く思います。
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