小学生センスから脱出を試みたら最高の自作キーキャップが出来た

 この前のキーキャップ作成から私は密かに反省し続けていることがあった。それはいつもラメを入れすぎてしまうこと、良かれと思ってゴテゴテしたキャップを結局作り上げてしまうこと。結局センスが小学校の頃からなんら変わっていないのだ。特に統一感を考慮することなく、好きなシールをペタペタ貼っていた小学校時代から。もう少し大人なデザインセンスを身につけたい、身につけなけれならない、そう考えていた。

 折しも勢いで作ってみた無刻印HHKBが私にゴテゴテしないデザインの素晴らしさを教えてくれた。

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 無刻印前のHHKB。調子に乗ってあれやこれやキーキャップを組み替えていた頃。側面印字を大事にしていた頃。

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 無刻印化。お金をかけて使いにくくなるという意味不明のムーブ。

 無刻印にした理由はタッチタイピングを強制的に身につけたいからなのだが、今現在の時点ではタイポが酷すぎて使用する時のストレスが半端じゃない(どれくらいストレスが溜まるかというと1時間ほど使っていると頭痛がする)。ギブスをつけた星飛雄馬並みにキーを打つのがしんどい。まだ結構タイポするし。

 ただ、そうは言っても今のキーボードデザインが大変かっこいいのは小学校センスの私にもわかる。究極的にシンプルにしたキーボードデザインはもはや一種の現代アートにすら感じる。というか黒色はやはりかっこいいから変な格好つけずに印字ありのキーキャップを買えばよかった…(泣)。とはいえ、印字ありのキーボードに映った時はかなり速く打てたので、実際問題効果はあるのだろう。

 そんな訳で、HHKBで学んだ配色センスをもとに新たにキーキャップを作成していくことにする。前回は花がラメに埋れてしまうという失敗をしてしまったが、今回はラメを全く使用することなく、キャップを作ろうと思う。

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 という訳で完成した最高傑作がこちらである。ラメを入れたいという欲求は最後まで収まることはなく、結局少し入れてしまったのだが、それでも最小限に止めるようなんとか自制した。今まで作ってきたキャップと比べて遥かにレジンの透明感が美しい。

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 表面もヤスリとコーティングスプレーにて念入りに加工を行った。

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 横に並べてみると差は一目瞭然である。これがデザイン力の差か…。

 調べたところによるとラメを入れることでレジンが固まりにくくなるらしい。そういう点でもラメを入れるのはほどほどにするとしよう。今回のキーキャップも左のように蝶のシールを貼ろうとしたが、ここはぐっと堪えて今のままにすることにした。小学生センスからの脱却を果たしたのである。

 次回もシンプルながら奥深いキーキャップ作りを続けたいものだ。

(何か作って欲しいテーマがありましたらコメントお願いします)

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