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#5 Gent-Wevelgem U23 @日本代表レース

3月27日にGent-Wevelgem(ヘント-ウェベルヘム)の
Nation's cup(ネイションズカップ)に出場して来ました。

ネイションズカップはワールドカップの様なもので
各国の代表選手だけが参加できるレースになります。
今回、遠征を組んで頂いたJCFや監督に感謝します。

目標

・レースを最後まで走り切る事、完走
・仕事をこなす事

レース

Gent-Wevelgem U23 UCI 1.Ncup 
距離:177km +10,3kmニュートラル

レポート

本来ならレースの何週間か前から現地入り(ベルギー)をして
試走をすべきなのですが、私だけはレースの3日前の夜
実質の2日前からの現地入りになってしまった。
何故かと言うと、私はフランスの長期滞在ビザを所有していて
そのビザの更新が何ヶ月も前から24日に決まっていたからです。
勿論、変更の依頼をしましたが案の定、受理はされず。
無事にビザの更新は出来たのですが、電車でベルギーに着いた頃には
身体はヘトヘト。。。足はパンパン。歩くのは自転車乗るより疲れますね。

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でも、ホテルに着いたら日本人メンバーが居て
久しぶりに日本語で沢山の会話をしたのでとても温かかったです。
皆、ご飯を残しといてくれてありがとう笑

レース2日前のトレーニングでは前日にしっかり乗れなかった事もあるので
練習の最後に監督にカーパーサーを頼み、それなりに刺激を入れ込みました。その後はENNEの西幹さんにマッサージして頂きました。
自転車ではない筋肉がかなり疲れてました。ありがとうございました。
レース前日は約1.5hの調整ライドをして本場に挑みました。

レース本番当日の夜にサマータイムに変わると言う事もあり
いつもより早く就寝して、レース4時間前に起床し、少しだけ軽食。
レース3時間前の移動の車の中でレース前のご飯をゆっくり食べました。

この日の朝はとても寒く霧も濃く
アップの前にレースオイル+少々のホットオイルを塗って頂きました。
レース距離、ニュートラル距離も長いのであまり激しいアップはしなかったですがレーススタートと共にペースアップも考えられたので
一回、心拍数と筋肉に刺激を入れプレゼンテーションへ

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プレゼン後はスタート待機
本当に寒かった。上着を着て出走するか、しないか凄く悩んだ末に
ベストは着ていくことに決める。
これは良い選択だったと思うし、代表ジャージの質が良くなっていて
レースで使えると思ったので着て行きました。

ニュートラルからリアルスタートまで常に前に位置取りをして
0km地点になると一気に殺気が高くなる。たまらないね

以前もこの大会に出た事があったので、
スタート直後は地獄になる予想はできていた。
そんな中でも流れに乗って、走れている自分。

そんな中、逃げが決まるか決まらないかの中で
私の2個隣の選手がコーナー先の中央分離帯に突っ込み落車が発生
横目で通り過ぎた瞬間、落車。
正直、何が起きたかわからなかったのですが、
恐らく隣を走っていたオランダ選手の何かが後輪に挟まり急停止して落車。
大きい選手の横を走ってるとこうゆう事も起きるのかと。。

このレースは復帰できないか?と思いましたが。
落ち着いてカーペーサーを使って集団復帰。
確か、イギリスが結構長く引いてくれたな。ありがとう。

受け身も取れず不意に地面に叩き突かれたのでとても痛い。

復帰した頃には逃げは決まっていて集団は落ち着いていた。

一回、エシュロンが組まれた時も加わり
日本チームもレースをしている事を印象付けられたと思う。

韓国ぶりに会う、オランダ代表の友達にレース中に再会
とても、嬉しかった。少し話して、グータッチ🤜🤛
これを見てたチームメイトが喧嘩してるのかと誤解したらしい笑

この大会では津田選手、留目選手がエースだった事もあり
要所要所で前に上げる作業。
展開が以前とは違うけれど、以前のジャパンチームでは見れなかった事。

特に一番大事だったのは、登りの前で前に上がること
けれど、これは皆んなが思ってる事なのでとても難易度が高い。
だから、レース前半からジャパンが前にいる印象を付ける事が効いてくる。

登りに入ってから最初の登りで落車が発生。
とてもカオス。自分も一時停止。遅れを取ってしまったが次の激坂で前と詰める。
ここで分かったのは、舗装路の激坂であれば他の外国人選手より登れてる事

次は勝負所のケンメルベルグ、石畳の最高勾配23%の難所。
入り口両サイドで落車。真ん中をすり抜けていく。
ケンメルってこんなに辛かったっけ?と思う。
集団最後尾でクリアするも、今年から導入されたグラベルセクションで遅れる。思った以上に荒い。

後ろの津田選手と合流し、命令で出来るだけ
前を引くがオールアウトした矢先にもう一回上げなけらば行けなかったので
3つ目のグラベルでドロップ。

後ろの集団に吸収された後、
残された4名で残り20kmを回しゴールへ到着。

完走扱いになったのかわからなかったけれど
全てを走りきってゴールに帰って来たことはよかったと思いながら
シャワーを浴びる。傷が思った以上に酷く。沁みた。

シャワー浴びた後にPCSでリザルト確認。
自分の集団まで完走扱いになっていた。良かった。

低い目標かもしれないけれど、先ずは完走する事が大事だと思うし
なにせよ、今レースが実質のシーズン初戦。
今後のレースが楽しみになる1日になった、伸びしろしかない。
もっと前からレースを熟せていたら、もっと良い順位を勝ち取れた気がする。

今シーズンはまだ長い。勝利までの距離を縮めて行きます。
応援宜しくお願い致します。

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