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「すごい!」が挑戦への第一歩。

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【本日の福野郎 No.237】

ここ1か月、約70時間をかけて1枚の絵を描いていました。
緻密に地道に描いていくので、集中力が欠かせない作業。
ようやく描き終えた時、あ~出し尽くしたな~~という感覚になって・・・しばらくは休もうと思っていました。

はー・・・旅に出たいなあ・・・。


翌日、お盆休みの最終日。
母と一緒に、北海道新冠町の「ディマシオ美術館」に行ってきました。
このご時世なので、車で行ける範囲のプチ旅です。(※道民)

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ディマシオ美術館に到着!
風や木々、虫の歌声・・・自然の芸術に包まれた素敵な美術館です。

ジェラール・ディマシオ
フランス幻想絵画の鬼才。
油彩とは思えぬほど細密に描かれた男女裸像や、極めて写実的な未知の世界を描いた大型の絵画は美術界に衝撃を与えた。
ディマシオ美術館公式サイトより)


館内にはそんなディマシオの作品が200点以上!
(撮影OKだったので、いくつか紹介します。)

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見てください!この細密さ!存在感!
私も前日まで人物画に取り組んでいたので、より見入ってしまいました。
肌のつるつるした感じだけでなく、柔らかさ、厚み、透明感・・・
全身が放つ迫力や表情まで・・・
これまでたくさん観察し、デッサンし、想像し、形にしてきたのが作品から伝わってきて・・・その奥深さにただただ「すごい・・・」と思うばかり。
(人は何故良いものを見ると語彙力をなくすのでしょうね←元々ないけど)


何より圧巻だったのが、
9m×27m、世界最大の油彩画!

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写真では伝わらないけど!すごい迫力で・・・!!
この展示室に入った瞬間、思わずため息がこぼれてしまいました…。
なんとディマシオ1人で、3年の月日をかけて描いたそうです!
絵の上下左右には鏡が張られていて、描かれた世界がどこまでもどこまでも続いているような感覚に。(逆さになっている部分がそうです)
1つ1つの緻密な描写に見入ってしまうのはもちろんの事、その未知なる世界にあらゆる想像が膨らみ・・・母と2人、しばらくこの世界を旅していました。
この作品をTVで見た時も驚いたけど・・・やっぱり何のフィルターも通さず自分の目で見るのが1番ですね。
(みなさんにもこの感動を味わってほしい~~~)


そして。
ディマシオの作品に触れていくうち、自分の心がワクワクしていくのを感じました。
自分が描ける世界や 表現できることは、ほんの、ほんの少し。
でも、まだまだ無限大の可能性があるんだ・・・!
何かに挑戦する時、多くが「すごい!」という感動から始まっている気がします。
そしてそんな「すごい!」と思える人や作品、景色がたくさんあってくれること、いつでもパワーをくれること…あぁ、ありがたいなぁ。

ここにきて、たくさんの作品に出会えてよかった。
感動する事、夢見ること。
そんな風に毎日心を動かして生きていきたい!
そして心動いたものを、自分なりに表現していきたい!!

出し尽くしたはずのパワーを、しっかり充電できた1日でした。

ディマシオ美術館、是非一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか!

でゃ!


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