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「カツナリ・デ・ナイト」のイベントを深掘りしよう!【第2弾】 〜能と福山〜

イベント深掘り企画と題して、初回では「琴と福山」について深掘りしましたが、第2弾となる今回は「能と福山のつながり」をご紹介!

能と福山に何か関係があるの?と疑問に思った方も、知れば納得!親しみが増すこと間違いなし。「難しそう」「敷居が高い」というイメージを持たれがちな「能の世界」と触れ合う、絶好のチャンスになるはずです。


能と福山と、ここでもカツナリ!

室町時代に舞台芸術として成立した能は、600年を超える歴史の中で独自の様式を磨きあげてきました。各時代の名だたる武将や大名に愛され、室町時代には金閣寺建立で知られる足利義満が、桃山時代には豊臣秀吉も自らの武勇伝を元にした能を演じるほど愛好したと言われています。

そんな能を愛した武将のひとりと言われているのが、我らが福山藩初代藩主・水野勝成!

秀吉が敵陣にも持ち運んだとされる組み立て式能舞台は、福山城築城時に水野勝成が譲り受け、城内や下屋敷で組み立てて能を演じたのだそう。その舞台は現在も鞆の沼名前(ぬなくま)神社境内に残っており、国の重要文化財に指定されています。ぜひ一度は見に行ってほしい場所です!

江戸時代からの文化を受け継ぐ喜多流・大島家

今回ステージで能を演じてくれるのは、福山市を拠点に活動する「喜多流大島能楽堂」。

能の世界には元々、観世流、宝生流、金春流、金剛流の4流派があり、喜多流は江戸初期に加わった新しい流派です。福山藩お抱えだった喜多流は、武家社会の中で作られたので、質実剛健な力強い型と動きが特徴なんだそう。大島家は明治維新後に能の普及をはじめ、福山市光南町に建てた能舞台では今も定期能を行っており、3月にはパリで能楽公演を開催しています。

カツナリも福山城内で楽しんでいたという能。江戸から令和と時代が変わっても、同じ場所で能の舞台を見れるなんて感動的ですよね。暗闇に照らされた福山城と、美しく迫力ある能の組み合わせをぜひお楽しみください。

太鼓演奏やダンスステージも!

「伝統ステージ」では、前回紹介した琴の演奏や、喜多流大島能楽堂による舞台に加え、子どもたちによるダンスや太鼓の演奏なども開催します。

 ステージのはじまりを飾るのは、ばらキッズ(MK☆DANCE)によるダンスパフォーマンス。「ばらキッズ」は、ばらの妖精・ローラと一緒に、ローズマインドを届けるために結成されたグループです。ローラのテーマソンング『今日もがんばローラ』を、ローラとおそろいの衣装で踊るかわいい姿は、これまでも様々なステージで披露されて大人気となっています。

また、「備後しんいち 鬼炎太鼓」による太鼓演奏も見逃せない! 炎のごとく体力の限界に挑戦し、演奏後の余力も残さんばかりの全力演奏が魅力です。太鼓、バチ、篠笛、衣装などほぼ全てを手作りしており、演奏曲は全てオリジナル。大迫力の太鼓の音をお楽しみに。

ステージを楽しんだ後は、20時から「ほしぞらランタン」がはじまります!

ぜひ「カツナリ・デ・ナイト」を存分に楽しんでくださいね。

■カツナリ・デ・ナイト「伝統ステージ」スケジュール

17:30-17:50 ダンス(20分)   ばらキッズ(MK☆DANCE)
18:10-18:30 琴演奏(20分)   福山文化連盟邦楽部様
18:50-19:10 太鼓演奏(20分)  備後しんいち 鬼炎太鼓様
19:30-20:00 喜多流大島能楽堂様(30分) 

 


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主催:福山ビジットアソシエーション(福山観光コンベンション協会内)
TEL 084-926-2649