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観光地化の功罪

先日とある観光地に行った際に新たな「観光スポット」を見つけた。
新たな「ハコモノ」ではなく、昔からそこに存在していたものだ。

その場所は15年前は、全く無名だった。見学するだけなので、無料で提供されているが、少しずつPRを展開し、今はそれなりの集客に成功していた。
素晴らしい事だと思うし、お客や地域住民からクレームが出ない工夫も随所にあった。

ただ、徒歩で歩く行程に「民家」や「農地」が多くある。観光客が少なかった時は、気にならなかっただろうが、多くの観光客が来るようになった今、そこの住民のプライバシーは犯されていると案じる。

更に観光客が増えても、彼らは我慢してくれるのだろうか?

私の思う「観光地化」の過程で大切なことは、「有料化」と「地域還元」だ。
現在すべて無料で展開しているものを「一部」でも良いので有料化し、地域住民に還元すべきである。還元方法は、税金を優遇でも良いし、還付金として渡すでも良い。とにかく彼らが「観光客のお陰で私たちも助かっている」と感じてもらうことが、共存共栄となる。

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