手作りおやつで、おもてなし。好きを目いっぱい楽しむ、休日のおうち時間。(後編)【暮らしのBATON #07】

【暮らしのBATON】は、フクヤ建設 広報課 石川が、住まい手を訪ね、みなさまの暮らしを通して BATON DESIGN WORKSの家づくりをお伝えするコラムです。


今回は、施工事例にも掲載されている「下八川の家」Nさん宅を、訪ねました。
周囲を山に囲まれた、自然を身近に感じられる場所で、ご夫婦と、6才,3才のお子様の4人で暮らす、Nさんご一家。
たまの平日休みに、趣味のお菓子づくりを楽しむ奥様の、お気に入りのおうち時間を、お届けします。



前編では、おうち周辺の自然豊かな環境や、趣味のお菓子づくりの様子をお届けしました。
後編は、コーヒー好きの奥様Cさんならではのキッチンのこだわりポイントや、実際の使い心地などを中心にご紹介します。動線や、造作収納、ガスコンロなど、キッチンの「こだわりどころ」に悩むみなさん必見です。



コーヒー好きさんの、キッチンへのこだわり。


奥様Cさんは、コーヒー好き。
もちろんおうちで飲むコーヒーも、ドリップ派だという。

シフォンケーキも無事に焼き上がり、「コーヒー淹れますね」とケトルを火にかけた。

デザイン性に魅かれたという、リンナイのビルトインガスコンロ。

「優柔不断な私ですが、ガスだけは迷いませんでした。今でもガスにしてよかったと思っています。お料理の美味しさはもちろん、このガス火を見ていると落ち着くんです」
確かにガス火を眺める時間は、とてもゆったりと感じられた。

ガラス窓のついた収納も、特にこだわった部分だ。
お気に入りのコーヒー道具を飾って眺めるために、オーダーで製作したこの造作棚は、今でも目に入るたびに嬉しくなるという。
中にはCさんのセンスが光る、道具やコーヒーカップが並んでいる。

タモ材を使用した造作棚。タモ材は、美しい木目が人気の樹種。


コーヒーが好き。そんなじぶんの「好き」から、こだわるポイントを絞っていくことは、後悔しない家づくりの秘訣なのかもしれない。


「作って、食べる」が、やっぱりたのしい!


シフォンケーキが焼きあがった。
バナナシフォンケーキの、やさしくて甘い香りが漂う。

型から外すのは、コツのいる作業なのだとか。


淹れ終わったコーヒーと一緒に、ダイニングへ。

摘んできた紫陽花もテーブルへ飾って「いい感じ」と、はしゃぐ私たち。

おやつ作りは手間がかかるけれど、作って食べる、その過程すべてがたのしいもの。こだわりのキッチンで、おやつを作る時間。お気に入りの食器に並べ、食べる時間。
それは住む人にとっても嬉しく、訪れた人にとっては、最高のおもてなしだ。


じぶん好みのキッチン。使い心地やお気に入りのポイントは?


さいごに、こだわりのキッチンの使い心地や、お気に入りのポイントを聞いてみた。

「まずは、動線がとても気に入っています。玄関から入ってすぐにキッチンに入れるもう一つの入り口は、大正解でした」

買い物から帰ったときも、ゴミ捨てのときも便利な動線になっているという
玄関から繋がるキッチンへの入り口。
「メインの入り口よりも、こちらを使うことのほうが多いかも」と感じるほどに、便利だという。

「あと細かいんですけど、このスイッチはとても気に入っています」と紹介してくれたのは、TOTOのタッチスイッチ水栓。

手が汚れていても、先端部分を軽くタッチするだけで水が流れる。

手が汚れていても、レバーを汚すことなく使うことができる。
こういった細かいこだわりが、日々のストレスを軽くしてくれる大事なポイントになっているという。

あとは、なんといってもキッチンからの眺め。
「もともと目が疲れやすい体質で。目が疲れたなと感じるときは、キッチンに立って緑を眺めています」と笑った。

動線や、水栓など細かなところから、立地を活かした景色まで。
時間をかけてこだわった家づくりだからこそ「じぶん好み」のキッチンは、Cさんの暮らしをしっかりと支えて豊かに彩っていた。