書いて心が整う人の3つの特徴
今年は書くことを通して心の内面を整えるジャーナリングの講座やイベントをやってみる予定です。そこで、その内容をどんな人に届けたいか考えたとき、3つの特徴が思い浮かびました。
新しいことを試すのが好きな人・衝動的に始める人
新しいことを試してみることが好きです。そして計画に立てて始めるより、タイミングや出会いに後押しされ、なかば衝動的に始めることが多いです。
頭の中にある事や思いついた事を行動に移してどうなるか知りたい、感じたい。ワクワクとした好奇心が働いて、どうしてもやりたくなってしまうのです。
しかし、残念ながら、衝動に溢れるハイな状態は長くは続かないもの。疲れてきたり違和感を感じて前に進めなくなったりすることがしょっちゅうです。
こんな時は書くことの出番。内側にこもって観察をします。
やってみて感じたことや心に引っかかることを整理して言葉にして、少しだけ論理的に客観的に考えを巡らせます。そうしているうちに新しいことを試して得た刺激がエッセンスとなって内側に染み込んでいく気がします。
このように、衝動的に動くからこそ落ち着くことを求めるし、新しい挑戦をするからこそ観察をすることを必要とします。
そんなとき書くことがツールとしてぴったりだなと思います。
共感力や感受性が高い人・状況に飲まれやすい人
もう一つ、私には人の思いを読み取ろうとする傾向があります。
例えば、目の前にいる人に共感しすぎたり、場の空気に妙に影響を受けたりします。最近ではテレパシーのように遠くにいるはずの人の思いを受け取ることがあります。
私についた無意識センサーが勝手に稼働して言葉未満の情報を吸収しているようです。この傾向ゆえに比較的いつも緊張気味で混乱しています。
繊細さん、HSP、なんて言葉も広まっております。同じような傾向を持っている人も多いのではないでしょうか。
私が思うに、要注意なのは行動するときに人の思いに反応をしているのか、私自身の内側からの思いからなのか、わからなくなること。頑張っている時ほど混同している気がします。
人の思いや期待に応えて頑張ることは素晴らしいけれど、最終的に責任をとるのは自分自身でしかないので、いつも自分の気持ちと意志を確認する必要があります。
そんなとき、やっぱり書くことが役に立ちます。
文章をつくるうちに否応なく私が主語になります。入ってきた情報に対する反応と本音を切り分けることができます。混乱した状態を自分の物語として捉え直すことができ、気持ちが落ち着いて足元がしっかりしてくる気がします。
仕事や育児など、外からの頼まれごとで忙しい人
同じように、仕事や家事育児など外からの頼まれごとで忙しい人にもおすすめです。
周囲の要求に追われがちな日々の中で、書くことでちょっとでも内側に耳を澄ます時間が持てれば、そのうち自分に目を向ける習慣ができてくる気がします。
なお、もちろん、コーチングやカウンセリングで聞いてもらうことも心の整理に役に立ちます。
ただ、それらと違いは、一人で書く事は場所も時間も選ばないのでいつでもできて楽なこと。また自ら自分の状態に気づく力(いわゆるアウェアネス)が上がることです。だから書くことをベースにしつつ、コーチング等も活用するとよいのでは、と考えています。
別に素晴らしい文章を書きましょうというのでありません。気軽にできるのが一番。
今年はその方法を試しながら、人にもご紹介していきたいです。
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