漫才台本「焼肉か寿司か」
琴葉姉妹のために書いた漫才の台本です(最後に動画がありますので御覧ください)
台本
茜・葵「はいどーも」
茜「カルビ大好き!!琴葉茜です」
葵「横隔膜大好き!!琴葉葵です」
茜「ハラミ…のことやんな?」
葵「二人合わせて」
茜・葵「琴葉家です!よろしくおねがいします!」
葵「ちょっと最近まで体調悪かったんですけどね」
茜「そうなんですよね。葵がちょっと体調崩してて、休んでたんですけどね」
葵「体調よくなったし、今度いっしょにご飯食べに行こうよ」
茜「なんや外食か?復帰祝いがてら行くのもええかもな。どんな店にしようねぇ」
葵「実はいいお店見つけちゃったんだよ。2つあるからどちらか選んでくれない?」
茜「どんな店なんや?」
葵「お寿司のお店とお焼肉のお店」
茜「寿司はわかるけど焼肉におをつけるなよ!初めて聞いたわその丁寧語!でも悩むなぁ。生のお魚最近食べてないし、いまはうちお寿司が食べたいかも」
葵「お!お目が高いねぇお姉ちゃん!5mぐらい!」
茜「身長高すぎるやろうち!目が高いって実際の高低のことちゃうから!」
葵「実は私もお寿司のほうがいいと思ってたんだよ。そのお店、炙りマグロ、炙りとろサーモン、炙りかんぱち。最高においしいのがそろってるんだって」
茜「へーそうなんやー……やっぱり焼肉にしよかな」
葵「え!なんで!?お寿司美味しそうじゃない?」
茜「なんというか炙り過ぎというか。ちょっと素材の味に自信ないんかなって思ってしまったと言うかやな。そもそも生の魚食いたくて寿司選んでたわけやし。」
葵「でも炙りイワシなんて最高に美味しそうだけどなぁ」
茜「いややっぱり炙ってるやん!」
葵「でもほら、炙ってる方が今どき安心じゃない?生レバーとか危ないじゃん」
茜「生レバー禁止になってるけど!そもそも生で食えるもんを炙ってばっかりやから変やって言うてんねん!生をいくつか食うてるから炙ったやつが新鮮味あってよくなるねん!炙りメインで寿司食うたりせえへんわ!」
葵「じゃあ種明かししちゃおっと」
茜「隠し事を手品みたいに言うなよ!」
葵「おすすめのお店、実は炙り専門店でしたー!」
茜「ほな焼肉決定やないか!!寿司やったら生が食いたいって言うてるんやからこっちは!」
葵「ちょっと鮮度的に危ない商品を炙ることで提供してるから安いんだって」
茜「安かろう悪かろうもついに来るところまで来てるやん!寿司は鮮度が命やろ!安悪チャンピオンうちに紹介すなよ!」
葵「まあでも鮮度ギリギリなんて怖いなぁって思ったでしょ?」
茜「当たり前やろ!」
葵「芯まで火を通したものございますよ?」
茜「え!ほんまですか!やったー!ってなるわけないやろ!!ちゃんと生でも食える鮮度のネタを用意してくれよ!」
葵「炙りツナサラダでございます」
茜「ツナ加工後とツナ加工前とどっちの鮮度がギリギリやったんや!?それで話が変わってくるやろ!」
葵「炙りハンバーグ寿司でございます」
茜「魚ですらなくなってるやん!」
葵「炙りソーセージ寿司でございます」
茜「うちのこと幼稚園児かなんかやと思ってるんか!?さっきからお子様向けメニューばっかりでうちの機嫌取ろうとすな!」
葵「炙り味噌カツ寿司でございます」
茜「炙ってない方も聞いたことないやつ出てきたんですけど!?揚げもん炙るなよ!」
葵「炙りタピオカ軍艦でございます」
茜「気色わるーっ!バズ目的インスタグラマーしか食わんもん置くなよ!」
葵「じゃあ5つ注文してもらったんで炙りビッくらポン始まるよー!」
茜「ついに周辺機器まで炙りだしとるやないか!」
葵「ちょっとお姉ちゃん、くら寿司のメインコンテンツを周辺機器ってひどい言いようじゃない?」
茜「くら寿司のメインコンテンツは寿司やろ!あれ回すために寿司食うてるやつおったら本末転倒や!とにかくうちは生の魚が食べたいんや!それができんなら焼肉で頼む!」
葵「そんなに炙られたくないなら炙られる前に取って食べちゃえばいいじゃん!」
茜「うちのマナー悪すぎるやろ!そんな事するなら炙り専門の店に行くなよ!」
葵「もういいよ!そんなに炙られたくないなら焼肉でもなんでも好きにしたらいいよ!」
茜「なんでうちが怒られてるみたいになってるんでしょうかー!ちゃんと生の寿司も置いてくれてたらええって話しとるやろ!」
葵「なんでそんなに炙られたくないわけ!?わけわかんない!」
茜「全部炙られるのが嫌っていうてんねん!たまに炙られてるぐらいがちょうどええって話してるんや!」
葵「一回ぐらい全部炙られてみようよ!挑戦だと思ってさ!」
茜「なんか少しずつうちが炙られるみたいな言い方になってきてんなぁ!」
葵「もう少しで炙りお姉ちゃん完成してたのに」
茜「やっぱりうちのことちょっとずつ炙ろうとしてたやん!姉炙ろうとするなよ!」
葵「じゃあもういいもん!焼肉にするもん!」
茜「駄々こねるなよ!」
葵「まあ焼肉でもいいとは思ってたし、ここは妥協するよ」
茜「焼肉でもいいっていうテンションじゃなかったと思うけどな。うちも炙り専門店いくよりは焼肉のほうがまだええかな」
葵「実はそこも行ってみたかった場所なんだよ。生カルビに生牛タンに生ロース。美味しそうなものがいっぱい」
茜「生生生って!そっちは焼けよ!!」
葵「生が良かったんじゃないの!?」
茜「寿司と肉は別物やろ!肉の生は一番意味がわからんわ!」
葵「実はそのお店、生焼肉専門店でしたー!」
茜「生焼肉専門店……?それはもう精肉店やないか!!」
葵「え、精肉店じゃ嫌だった?」
茜「外食で行く場所ちゃうやろそこ!焼肉屋って言うてたやないか!」
葵「なんなのさ!精肉店を焼肉屋って言ったら行けない法律でもあるっていうの!?」
茜「小学生の喧嘩か!法律に頼ってる時点で人間関係は崩壊寸前やねん!そもそも外食でもなくなってもうてるし!」
葵「いやいや、そこで食べるから外食に決まってるじゃん!」
茜「決まってへんやん!家に帰ってちゃんと焼いてから食うに決まってるやん!」
葵「なんで私が考えた外食プラン勝手に崩してくれちゃってるの!?そこで買ってそこで食べるからこそおいしいんじゃん!」
茜「できたてのおまんじゅうみたいに言うなよ!!生肉に限ってはそんなことないわ!!」
葵「でもお姉ちゃん…」
茜「ん?なんや?」
葵「そのお肉、新鮮だよ?」
茜「やから何!?鮮度で解決できへん問題があるっちゅうてんねん!火を通してくれ頼むから!」
葵「騙されたと思って一回食べてみてって」
茜「初めてうに食う時みたいに言うなよ!そもそも精肉店に肉食うスペースなんてあらへんわ!」
葵「そこは商店街でもあるきながら食べようよ」
茜「なんで生肉片手に商店街食べ歩きせなあかんねん!体調を犠牲にしてまですることちゃうやろ!」
葵「生肉片手に生お姉ちゃんと歩くからこそ楽しそうだったのに!」
茜「有名人を実際に見た時みたいにうちをよぶなよ!!死ぬまで生やねんうちは!」
葵「じゃあ折衷案にしよ?そのお肉炙るから一緒に行こうよ!」
茜「悪いとこ取りで折衷すなよ!炙っただけの肉怖すぎて食われへんって!」
葵「でもちょっと前に試しに食べたときは美味しかったし別に問題なかったけどなぁ」
茜「すでに試し食いしてるやん!いやお前……今まで体調悪かったんそれが原因やろ!!」
葵「いやいや、それはないって!発熱、嘔吐下痢、頭痛、倦怠感。その程度だったんだから」
茜「完全に生肉食った食中毒の症状でてもうてるやないか!そんなもん食えるか!もうええわ!」
茜・葵「どうもありがとうございました」
あとがき
なんだろうな🤔何故か長くなってしまいましたね…
まあ寿司も焼肉もおいしいですからね
動画
この台本から作った動画です。どうぞ御覧ください(どちらも同じ内容です)
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