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恋愛マンガ嫌い27年目だけどギャルが好きだから「道産子ギャルはなまらめんこい」を読んでみた

挨拶

どうも皆さん、ギャルいいっすよね
ギャルっていいんですよ
突然距離を詰めてきて、「何してんの??ウケる」とか言いながら手元を覗き込んできて、そのときにおっぱいがチラ見えするみたいなパターンから、「は?何見てんだし」って腹蹴られる代わりにパンチラ拝めるみたいなパターンもありますし、まあギャルってのはいいんスよ。
そんなギャルに思いを馳せていたら、お前はギャルが好きなのになぜこの漫画を読んでねぇんだよという漫画が発見されました

は?読むしかねぇだろこんなの・・・コレ読んでたら、「何読んでるの?は?ギャルの漫画とかまじきも~、その顔でギャルと付き合おうとか思ってんのマジウケるんですけど、無理ぽでしょww」とか言われたいっすね。は?言われたくない?もぅマジ無理 リスカしよ

ギャルと北海道あるあるのハイブリッド漫画…?

「道産子ギャルはなまらめんこい」の最序盤は完全にハイブリッド漫画です。というのも、この手の漫画は結構ありまして、例えば「茨城こじゃッペカルテット」などが挙げられます

「茨城こじゃッペカルテット」は茨城と女子高生のハイブリッド漫画です。他にも「放課後さいころ倶楽部」はボードゲームと女子高生のハイブリッドだし、そういう内容であれば全然問題ないんです。ハイブリッド漫画はみんなの友達感を楽しみつつちょっとづつなにかについて詳しくなっていく、そんな漫画だからです。ヒロインギャルの冬木さんが主人公の四季くんに北海道あるあるをどんどん教えてくれながらただただかわいい冬木さんを見る。

冬木さん01

至高じゃないか…こういう漫画を待っていたんだよ…

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ヒロイン候補の増員により恋愛漫画化が進む

問題は最序盤を抜け、新たなギャルの登場する話です。登場するのはあるコンプレックスにより運動は苦手だけどゲーム大好きな内向的ギャル、秋野さんです。(以下は主人公四季くんと初めてオンラインゲームする秋野さん)

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お気づきでしょうかみなさん。基本的に冬木さんも秋野さんも主人公四季くんのことが大好きです、そして私は気づくべきでした。主人公の名前が四季くんであり、ヒロインの名前が冬木さんである時点で…

あ、これ最終的に4人で主人公取り合うわ

四季くんのことが大好きな冬木さんの時点で、あと三人、秋夏春がくるのは必然なのです、そうなって、そのままただただギャル同士がかわいくキャッキャウフフするのであればそもそも最初に出てくる冬木さんが冬である必要がありません。ちゃんと同レベル帯で恋愛バトルを繰り広げるメンツでなければ季節名を名前につけられるわけがないのですから。そう、それはもう「いちご100%」で学んだことじゃないか!!!

なぜ僕は恋愛マンガが苦手なのか

「恋愛マンガでも別にいいじゃん、俺は好きだよ」って人はもう勝手に読んでくれこの漫画を。僕は苦手なんです。ギャルが大好きだから読んでるけど恋愛マンガは苦手なんですよ。恋愛マンガの問題点はこれです。
主人公と誰かがくっつくと終わってしまう
コレに付きます。どういうことか?王道を往く、バトル漫画と比較してみましょう。
バトル漫画はある目標であるライバルだったり、敵を倒してもちゃんと物語は続いていきます。以下のような形で目標を達成しては次の目標へという形で進んでいくようになります。

バトルグラフ

このようにいくらでも盛り上がっていくことが可能なんですが、問題は恋愛マンガです。恋愛マンガは目標達成してしまったらもうそこでその作品はおわりなので、以下のようなグラフになるのです。

恋愛グラフ

とにかく付き合わないギリギリまで近づいては離れてを繰り返さなければお話に成りません。何より問題なのは、このグラフの揺れ部分の下がりがでかいこの部分。

恋愛グラフ2

大体こういうとき、お互いに気を使ってコミュニケーション不足になった結果なんとなくお互いが疎遠になっちゃうみたいなすげぇつれぇ時期が来るんですよつれぇわ。こういうときがムズムズしすぎてもう俺は辛いんだよはぁつら

恋愛マンガはくっつきそうな雰囲気出しながらくっつかない詐欺漫画

なにか起きそうだよ~~~~んという顔して何も起きないということを繰り返してこちらをドキドキさせてくる。完全に詐欺の手口ですよ。金銭的な被害を受けていないから訴えこそしていませんが、これを買えばあなたの人生が変わりますと言いながらツボを売りつけ、何も起きないのと、「次回、告白イベントか!?」と思わせながら告白しないのと何が違うというのでしょう!詐欺だよこんなの!!
こういう理由からとにかく恋愛マンガを避けてきていたのです。

このマンガの恋愛マンガを象徴する話を最後に(ネタバレ有り)

※こっから先めちゃくちゃネタバレなので気をつけてください※






ーーーーネタバレ回避ラインーーーー








ではネタバレします。
ある日、そっと四季くんに耳打ちする冬木さん

冬木さん「ちょっとゴールデンウィークのうち1日開けといてくれない?行きたい場所あるし、伝えたい大事なこともあるから」(たぶんこんな感じ)

この時点で、「オヨヨ???告白かぁ???」とちょっと主人公も舞い上がっちゃうし、読者である僕も舞い上がります。ですが、これは恋愛マンガなので、告白してくっつくことなど絶対にありえません。
でも気になるので流石にそこを読まずに終わるわけにはいきません!読みます!
そのまま読みすすめるとGWの1日開けた日はとにかくウッキウキの冬木さんと四季くんのデートシーンです。やったね!でも二人がくっついたら漫画終わるからくっつかないよ!でもいい雰囲気で急接近してる!でもくっつかないんだよ!そしてとうとう訪れる運命の言葉。伝えたかったこととは何なのか…気になるところです、絶対告白じゃないんだけどね!!

冬木さん「うち、韓国留学するんだよね」

俺「は?まじ??」

でも行かないよね?だって恋愛マンガのヒロインがいなくなるわけないんだから、どうするんだよ、そうやって留学でお別れになったら終わっちゃうんだから行くわけないのよ。でも行っちゃうかぁ?いやいや、そんなわけ、と、とりあえず、気になるし、続き読むしかないよねぇ。

最後に冬木さんに会いたい!と父親に頼んで車を出してもらう主人公四季(は?じゃあお前冬木さん好きじゃん、はよ告白しろ)。そして空港で冬木さんと再会。

冬木さん「来てくれたんだ~~~うれしいあげぽよ~」(俺のギャル力がひくすぎるんですがたぶんこんな感じ)
主人公四季「会えなくなるのつらいよ~どれぐらい留学するの?会えるようになるのは1年後とか?」
冬木さん「あ、言ってなかったっけ?2週間だけだよ~
俺「そっちか~~~~~そりゃそうだよねえ~~~ヒロインがいなくなっちゃうわけないよねぇ~~~~~~」
ちゃん↑ちゃん↓

さて一見落着というタイミングで、秋野さんが本気を出してきます。
(すんません、結構いいところの10話分ぐらいネタバレしてますがお付き合いください)
2週間後に帰ってきた冬木さんを待っていたのは秋野さんです。(説明が前後しますが、秋野さんと冬木さんはマブダチです)
そしてランチする二人。(ちなみに、留学の荷物は冬木さんのママが持って帰ってます、ママもギャルです。はい、最高です)

秋野さん「冬木はさぁ、四季のことどう思ってんの?」
冬木さん「めっちゃ大事な友だちだよ~」
秋野さん「じゃあうち、四季に告るから、ちな花火大会の日ね
俺「はぁ!?じゃあ終わっちまうじゃねぇかそんなことしたら!!てめぇ振られるか終わるかどっちかじゃねぇか!くっそぉ!!!」
まあ気になるんで、読み進め…おい!花火大会前日までしか更新されてねぇじゃねぇかあああああああああああああああああああああああああああああ

ということで私は思った以上に恋愛マンガ楽しんでました。続きが楽しみだ
みんなも読んでね


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