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漫才台本「ライオンの倒し方」

琴葉姉妹のために書いた漫才の台本です(最後に動画がありますので御覧ください)

台本

茜・葵「はいどーも」
茜「動物ドキュメンタリーなんか見てしまいます。琴葉茜です」
葵「動物ドキュメンタリーを撮ってしまいます。琴葉葵です」
茜「手癖でやること!?」
葵「二人合わせて」
茜・葵「琴葉家です!よろしくおねがいします!」
葵「さてライオンの倒し方なんですけどね?」
茜「ちょっとまってもらえる?」
葵「まずは大根おろしを用意して」
茜「いや待てって!突然売れはじめの武井壮みたいなことしだして説明もなくいくなよ!」
葵「売れはじめの武井壮って言ったらかばの倒し方でしょ」
茜「多分どっちもやってるわ!動物全般の倒し方から最終的に和田アキ子の倒し方まで解説してたんやから!突然ライオンの倒し方の話し始めるからなにごとかとおもってやな」
葵「ライオンに襲われたときのことを考えるとご飯が喉を通らなくなるじゃない?」
茜「なりませんけど?」
葵「本気で点滴生活も考えたんだけどなぁ」
茜「ライオン恐怖症からの点滴生活は聞いたこと無いんでまだ保険適用外やと思いますけど?とにかくライオンが怖いから倒し方考えたんやな」
葵「そういうこと。ちなみに武井壮の方法は腕を犠牲にしてるから禁止ね」
茜「いや武井壮の方法には詳しいんかい!とりあえず葵が考えた方法をきこか」
葵「まず大根おろしを用意しまして」
茜「それがよくわかってないのよ。大根おろしじゃどうしようもないやろ」
葵「あ、大根おろしはバケツいっぱい用意してね」
茜「いや突然襲われるときにバケツ一杯の大根おろしなんて用意できんやろ!すでに計画が破綻してるわ!」
葵「最後まで聞いてよ。ライオンが出没するエリアに行くときだけバケツ一杯の大根おろし持っていけばいいわけなんだからさ」
茜「ライオン恐怖症のくせにライオンが出没するエリアに行くなよ!」
葵「これから就職する会社でライオンが出没するエリアに異動になったらどうするのさ!」
茜「ライオン出没エリア支部のある会社に就職するなよ!大体大根おろしなんて腐りやすそうなもん持ち運ぶやつ会社にいらんわ!」
葵「腐りやすいかどうかは私が決めるって!」
茜「繁殖する菌が決めますけど!?心の持ちようで長持ちになったりせえへんわ!」
葵「これから話す倒し方聞いたら納得してくれるって!大根おろしの鮮度は正直関係ないんだから」
茜「そうなん?じゃあ聞くけど」
葵「とりあえずライオンに近づかれる前に気づく必要があるから、空からの情報がほしいよね」
茜「まあほしいけど」
葵「そのために人工衛星を飛ばしますよね」
茜「いや飛ばしませんけど!?というか飛ばせませんけど!?」
葵「そこは金の力でなんとかしてさ」
茜「金の力がありませんけど!?さもあるかのように言わんとってくれる!?」
葵「またまたぁ、いざとなったらお姉ちゃんも協力してくれるでしょ?」
茜「いやだから人工衛星飛ばす金うちもないって」
葵「隠さなくてもいいって!私知ってるんだから!きれいにあらった醤油瓶の中に小銭入れてためてるでしょ?」
茜「いやためてるけど!あれに人工衛星飛ばす力あらへんわ!」
葵「えぇ!結構500円玉多いなと思って期待してるんだけど」
茜「あの中身が全部500円玉でも不可能や!人工衛星舐めるなよ!」
葵「小学生の実験とかでも飛ばしてるし行けると思ってたんだけどなぁ」
茜「ペットボトルロケットにでも乗せる気でおったんか!?あれに成層圏超える力ないねん!」
葵「じゃあこのプランでライオンを倒すのは無理かぁ」
茜「大根おろしの使い方もよくわかってないし、どういうつもりやったんか知らんけどまあ無理そうやな」
葵「一応不安で夜も眠れないからライオンの倒し方Mk42まで考えたんだけどさ」
茜「なんでアイアンマンスーツみたいなナンバリングしてるねん!アベンジャーズファンにしか伝わらんことすな!」
葵「この方法がだめとなるとMk31しかないか」
茜「出した案のうち10個近くがうちの瓶貯金からのペットボトルロケット人工衛星だよりやったと考えるとMk31も期待できんな」
葵「まずアイスクリームを用意するんだけどね」
茜「31という数字に引っ張られすぎやろ!」
葵「アイスクリームと数字はなんの関係もないじゃん!」
茜「31だけあるねん!」
葵「あ、アイスクリームはバケツ一杯用意してね」
茜「アリまみれになりそうやな」
葵「ネタバレやめてよ~、最終的にライオンに溶けかけのアイスぶっかけて、集まったアリがライオンごと食べちゃうっていう倒し方だったんだから」
茜「42個アイデア出す前にちゃんとアイデアをブラッシュアップしろよ!アイデア出せばええってもんちゃうやろ!」
葵「たくさん出してその中からいいアイデア選ぶほうが簡単じゃん!」
茜「にしても実現性がなさすぎるって!」
葵「でもお姉ちゃん」
茜「ん?なんや?」
葵「アリって地球上に2京匹いるんだよ?」
茜「やから何!?2京匹おってもそこに集まってくれたりせえへんわ!」
葵「そうなの!?」
茜「当たり前やろ!とにかく出すアイデアが全部奇抜過ぎていいアイデアが1個もなさそうやねん!逆に1個目聞いてみたいわ!」
葵「1個目のアイデアは猟銃の練習して、免許とってライオンに襲われる前に撃つって方法なんだけどね」
茜「絶対それやん!考えすぎて何周もまわってもうてるって!!」
葵「このアイデアは銃持ち歩くのが重いと思うから除外してたんだよね」
茜「それ以外のアイデアのほうが重そうやったやろ!!バケツ一杯のアイスクリームと大根おろしが首かしげとるわ!」
葵「結局1個目のアイデアに落ち着くのか。」
茜「変に考えすぎんほうがええってことかもしれへんな」
葵「じゃあ次はクジラの倒し方について聞いてほしいんだけどね」
茜「ほんまに武井壮でも目指してるんか?全動物にやっとったらキリがないやろ!ええかげんにせぇ!!」
茜・葵「どうもありがとうございました」





あとがき

なんかもうちょい詰められたんじゃないか?っていう思いがあるんですけど、米津玄師が締切を決めたほうが創作にとっていいみたいなこと言ってたんで(ソース未退出)、今回は泣く泣く出しました
もっと安定して面白いネタかけるようになりたいですね

動画

この台本から作った動画です。どうぞ御覧ください


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