バーチャルUTMF2020に参加してみたよ
コロナ鍋のおかげで中止になったUTMF2020。中止時の会見で「代わりにってわけじゃないけど、Stravaでバーチャルレース実施します」と発表されてかれこれ半年してバーチャルUTMFが開催された。
10/19(月)~25(日)の7日間で160km走破せよ(なお走る場所・累積標高は問わないが、トレッドミルはダメよ)
一般的な市民ランナーとしては結構ハードルが高いと感じた。
正直「ねーわ」と思った。なにしろ月間だいたい200kmの男ですからね。
でも実は今流行りのバーチャルレースとかオンラインマラソンとか一切参加したことなくて、その理由は「全然チャレンジにもなんにもなってない。誰でもフィニッシュできるじゃんこんなの」とバカにしてたからなのね。(超失礼)
「フィニッシュするのにちょっと無理する必要がある難易度」というバーチャルレースに心の中の小さな火種に酸素が回った。
そもそも参加費無料だし?ぶっちゃけDNFしてもそんなに「やっちまった」と思うこともないので(バーチャルレースなめすぎ)。
結局スタート2日前にエントリーしてみた。濁流のSTY2016中断からこっち、選手としては縁のないUTMFに対しての謎の負けん気が発動したのだ。
BNCは普通のリーマンさんなので。月曜から金曜は仕事をし、土日は休み。平日にどれだけ走れるかが完走の分かれ目だ。
最低でも平日に90kmは走りたいと考えて計画をしてみた。
いつもジョギングする大場川八の字コースが一周約3.8km。これを朝3周夜2周で19kmをマストとし、5日間で95km走れれば残り土日65kmで勝つる。
完璧な計画。夏休みの宿題は29日過ぎてから着手する子供でしたけどね!
DAY0(10/18)
ちなみに前日の日曜日はNMZのランナーコミュニティで草ハーフマラソンだったw
短パン履いて寝たよ(←超重要)
DAY1(10/19)
脚オモ。つまり脚が重い。
かつてこんな重い脚で100マイルレースのスタートした選手がいただろうかw
なにしろ前日の草ハーフマラソンでは平均心拍数173(ゾーン3)と結構ガチに追い込んでしまい。ガーミンの有酸素トレーニング効果「5」(つまり頑張り杉www)、「72時間は休息しな」とwww。
走り始めはキロ7分さえ切れない有様。いきなりボリュームゾーンから置いてかれるわこれwww。
徐々に筋肉ほぐれて最終的にはキロ6分切れるようになったけど。
そして夜
ヘッドライトつけて、走行距離900kmを越えたボロボロのターサージール6で。やはり脚オモだけど、ぼちぼち。
ストラバの全体順位とか、相互フォローさんの動きとかを見ながら。
初日でいきなり106km走ってる人とかいてウケタ。
DAY2(10/20)
やはり富士山の写真を載せながらツイートすると受けがいい。UTMFだしな。
ラグがほぼツルツルでトレイルでは危なくて履けなくなったローンピーク3.5を使用。やはり脚オモ。
ハーフマラソン程度のダメージならジョグで全然回復できるということを実感。
ライトレーサーRSを使用。
※積み上げた距離よりも、残りの距離を見るほうが進捗を実感するタイプ。
ちなみにこの日、GTMB在住のランニコ部員(平日休み)が富士山愛鷹山周辺のロードを80kmケンカランニングしてて( ゚д゚)ポカーン。金曜日にもう一発80km走って160kmフィニッシュするとかwww
どう走ろうがそれぞれの100マイル。バーチャルレース面白いよね。
DAY3(10/21)
※少しずつSTRAVAとツイッターの連携がこなれてスマートになりますね。ハッシュタグ忘れたけど。
エボライドを使用。流行りの新世代厚底は体重移動をアシストする構造になっていて、正直トレーニングに使用するのはどうかと思っていたんだけれど。今回はレースだから惜しみなく使うのだ。
ここで合計49km。51km地点のエイドがアレなのでちょっとしたお遊びを。
ピンが合ってないのがレースの臨場感です!
小学校の頃ね。担任の先生がヲレたちを走らせるためにガリ版刷りで、ランニング双六(校庭を何周走ったら熱海だよ、さらに何周走ったら小田原、江ノ島、横浜、東京みたいなやつ)を企画したんだけどさ。ヲレ走るの大嫌いだったから熱海止まりだったよ。なのになんでこうなったのかwww
ターサージール使用。
ここで少しだけ無理をして、夜も3周の11.3km。このあと天候や様々なコンディションが悪化するリスクにそなえてわずか3.8kmの貯金。多分脚が一番回るのも水曜夜だと思ったし。
DAY4(10/22)
初めてのハーフマラソンでも初めてのフルマラソンでもお世話になった信頼と実績のGT2000を使用。重いけどただゆったり走るために使ってる。
ライトレーサーRS使用。実際には79.9kmぐらいのとこまで来てる。
ここで80km×2で完走予定のGTMBの選手の真後ろにつくことができた。(バーチャルな意味で)順位も一番違い、STRAVAのコメント欄でプレッシャーかける。バーチャルレース楽しいねw
DAY5(10/23)
ローンピークを使用。
前日は一時雨予報だったので「レインジャケットで走れるか?」と思ったけど残念だなー。
ターサージール使用。
計画+3.8kmで平日を終えることが出来てかなり気が楽になった。
朝起きれなかったりして全然距離が足りなかったら土日の負担が大きくなるから。
だいぶ筋肉に疲労が溜まっているのでここで虎の子の超高級サプリを摂取した。
DAY6(10/24)
※DAY6です。
3月にペーサーとして参加したので今回無料で走らせてもらえたNMZスマイルマラソン。バーチャルUTMFの前にエントリーしてあったので、このレースありきでバーチャルUTMFも調整した。平日でもしも50kmしか走れなかったら、狩野川ビューラインを走ってから足りない分のうち最低20kmは走らないとダメだったからね。
シューズはエボライド。
このシューズはね。つまりプアマンズズームフライ。ズームフライ履いたことないけど。クッションはしっかりでダメージ抑えめに走れる。ミッドフット・フォアフット気味で走れる、体重移動を意識してるランナーなら転がして楽に走れる感覚があるし、ぶっちゃけフルマラソンではターサーよりいいかもしれない。もちろんウルトラマラソン向き。ただ思ったよりラグが減るのは早い気がする。
重いわー。脚重いわー。|д゚)チラッ
キロ430で入ってキープできればいいぐらいに思ってたけどビルドダウン祭りw
そろそろ山中湖に来てるはずなのにどう見ても沼津。どっちがリアルでどっちがバーチャルなのかもうわからなくなっている。
こ、ここまで130kmだしな。このあと30km走んなきゃ行けないからこのぐらいで勘弁しといてやるぜ(゚∀゚)!
金曜の夜にスタートして土曜日に160kmフィニッシュした選手とかいたけどキニシナイ!
DAY7(10/25)
完全に計画をこなしたご褒美だったのか。最終日には最高の天気が用意されていた。
この日のシューズはフジトラブーコライト。
このシューズはほぼエボライド。ザクとデザートザクぐらいの違いかな。つま先が少し反り上がったガイドソールで登りも平地も楽できる作り。アシックスグリップは粘りがすごいんだけど、ラグの配置とあいまって泥ハケは悪いので使い所を誤ると最悪なのだけど、雨上がりでなければ大概の場合はイケる。
十里木からスタートして水ヶ塚経由で御殿庭下まで登り、旧料金所跡までくだってロードで水ヶ塚に戻る。クロカンコースで距離調整して須山口を下ってだいたい30km。ハイカーさんが少しいたけど、FJ3でバーチャルUTMF締めくくろうと思う選手はヲレの他にいなかったみたいだ。
ともかくフィニッシュ。チャレンジ始める前は、「毎日禁酒しないとダメかな」と思ってたけど、結局毎日晩酌してましたwww
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