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今年の振り返り

いつも通り間に合いそうもないので、年明け前に先に公開だけしておいて後で書き直すメソッド。


1/14 本文追記

ということでとっくに明けてしばらくたちますがいまさら2022年の振り返りを。

大学業務について

2022年度から、対面授業が再開されました。オンラインは出勤しなくていいという気楽さはありましたが、準備が恐ろしく大変だったので、これによってだいぶん負担が軽減された気がします。
また、対面で学生たちとコミュニケーションをとれたことで、授業自体も楽しく円滑に行えたと思います。やっぱり関係性って大事ですよね。

他大学での授業に関しては、2021年度はかなりたくさんやっていたのですが2022年度はいろいろあって急になくなったため(別に揉めたとかそういうのじゃないですよ、念のため)、授業の負担は本当にだいぶ減りました。2023年度は、立教大学と東京都立大学に授業に伺います。少しでも興味を持ってもらえるように頑張ります。

また本務校内での大学運営系の業務は、ここで書けることはあんまりありません(今年は特にそういうのが多かったです)。前年より特筆して忙しかったというわけではないですが、今年は組合の執行部の業務が回ってきて、研究教育条件対策部の部長を任されてしまったので、その負担感が大きめでしたが、いろいろと勉強になりました。

研究について

実は2022年の時の仕事納めをしたときの感想は「やっと終わった…」という感じで、年末年始に友達と会って「2022年はどうだった?」という話をしたときの感想も、「2022年は忙しかった…」というものでした。その理由はだいたいこの辺りの予定を入れすぎたことかなというところでした。

ただなんというか、負担感のわりに成果が出ていないような感じもあって、うーん、という感じです。もう少しいろいろと効率よくできるといいんですけど。

今年は嶋村貢志先生と、日本言語学会およびLogic and Engineering of Natural Language Semanticsで発表がありました。両方とも理論言語学的な発表で、自分にとっては新しい世界だったので、刺激的でしたが、こんなに緊張するのいつぶりだっけというほど緊張しました。周りで知人もゼロではないですがとても少なく、当然ですが自分のことを知っている人もほとんどいない状況でした。何者でもない自分ですが一から勉強させて頂きます、押忍。という気分で臨みました。

研究の打ち合わせのために夏には、中央大学共同研究プロジェクト「無意識的知識の獲得にみられる普遍性および言語交差的影響」の助成を受けてケンブリッジ大学に行き、John Willliams先生と新たなプロジェクトに関する打合せをしました。2023年は実験を行い、何らかの成果を発表したいと思っています。

そのほかにもいろいろとプロジェクトが進んでいて、並行して走っているのが9つ。論文投稿中で年明けを迎えたものが2つ、2023年に学会発表を予定しているものが2つ、実験準備中が3つ、助成金申請中のものが2つ。

2022年中に出版が決定した論文は2本で、うち第一著者のものは1本でした。この辺りがまさに「負担感のわりに成果が出ていない」ように感じる原因かと思います。ただ初めて編者(の一人)として参加した本の原稿が脱稿して、大きいのがひとつ一段落という感じもあります。もうちょっと論文が書けるといいんですが…。

その他の業務

2022年は日本第二言語習得学会(J-SLA)の国際年次大会が中央大学で開催され、それの会場担当でした。久々に会場で色々な先生や出版社の方、友人と直接お会いできて、楽しいひとときでした。ただ会場担当を一人でやることはマジでしんどかったです。しばらくこれ系の業務は休みたいです。
2023年は学習院大学での開催になります。この学会は「教育的示唆」がなくても浮かない学会なので、そんなの関係ネェという発表もお待ちしています(再掲)。

Clarivateの記録を見ると、今年度行った国際誌の査読は8本でした。そのうちほとんどが年度明け前の依頼だったので、今年はすごい本数の査読になりそうだと思ったものですが、終わってみたらそうでもありませんでした。国内誌でも査読したような気がしますが、Clarivateの記録に残らないので、どれくらいやったのかちょっとわからないです。学会誌編集の仕事はちょくちょくあるのでそれと感覚が混ざっています。

あと今年もアウトリーチ活動をちょこちょこ頑張りました。2023年も、言語学フェスで、ゆる言語学ラジオの監修者の先生方+水野さんと、言語学のアウトリーチ活動についての発表をしますので是非お越しください。

2023年に向けて

総じて2022年は結構いろいろやったなーという感じがしていますが、満足感が大きいかというと微妙な一年でした。規定打席には達したかなというところではあるので、今年はもう少し結果が見えるように活動したいと思います。ただ、忙しくしている中でもモチベーションを切らさずに生産的に活動できている実感はあるので、急がずサボらずやっていれば成果はついてくるのではないかという気もしています。

今年も身体に気を付けて楽しく刺激的なことをやっていきたいです。



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