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【雑記】諦めたらそこで?

球技大会。
上級生とのドッジボール。
たった一年の差なのに相手はバケモノか巨人かのように見えた。
最初は皆気合が入っていた。頑張ってジャイアントキリングを起こそうと躍起になり、応援含めコート内外で盛り上がっていた。


けど勝負というのはそう簡単に覆らないもの。
次々と外野送りにされる仲間を見て次第に声援の量も減る。内野の人の目から闘志が消える。熱が冷めていく。
焦りは疲れに。疲れは諦めに。


そう、諦念。
それは暗闇のような絶望でもなく、地獄のような苦痛でもなく、ただただ曇天のような淀んだ空気がそこにあるだけだった。
「今」つらいことがあるわけじゃない。でも「すぐそこ」に奈落があってそれは回避できない事実として迫ってきている。

今自分の周りに漂っている空気はまさしくその諦めの雰囲気なのだと思う。
下りのエスカレーターを全力で駆け上がっても、いつかは地に落ちる。


「人生は諦めが肝心だよ」と言ったのは誰か忘れたけれど、本当に的を得ていると思う。



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