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男のコンプレックス

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マガジンハウスの雑誌「POPEYE」に2010年2月号〜2012年5月号まで連載していた妄想コラムの再録です
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#エッセイ

男のコンプレックス Vol.23「貧乏男子のライフハック」

貧乏なのか、貧乏くさいのか、 それが問題だ。 ま、なんだかんだマネーですわ。みんなもうす…

男のコンプレックス Vol.22「キャラ男子の想像力」

あだ名のブランディングが 人生を左右する!? ミニコミ誌の制作者が集まる交流イベントで、初…

男のコンプレックス Vol.21「やっかみ男子の嫉妬心」

おもろうてやがて悲しきは、 男のジェラシーや!「ソネミでーす!」 「ネタミでーす!」 「…

男のコンプレックス Vol.20「ツンデル系男子のチェックメイト」

男のプライド鉄道は、 女性の敷いたレールを走る!? 「まだわかんないけどさあ……俺、ひょっ…

男のコンプレックス Vol.19「体育会系男子のホモオパシー」

男同士で慰め合った!? 禁断の××ソーシャル・ネットワーク 人生でいちばん女にモテたかった…

男のコンプレックス Vol.18「不合格男子の自己採点」

未練を清算するため “恋の答え合わせ”は自分で。 ああ、恋にも赤ペン先生がいればいいのに…

男のコンプレックス Vol.17「初デート男子のグダグダ感」

もどかしい空回りも、 男の恋のガソリンなのだ!? 横浜の公園で、通りすがりのカップルに「写真撮ってくれませんか? カメラ2つあるんですけど」と声をかけられた。男は20歳前後で、元高校球児特有の半端なヤンキーセンスが光るロバートの馬場ちゃん似。相手の女性は彼より2~3歳年上で、目元のキツさが鳥居みゆきに似たなかなかの美人だ。2人はまだ付き合っておらず、その日は彼から誘った初デートらしかった。  なぜそこまでわかるのかといえば、公園で声をかけられる前から、中華街を走るバスの中で

男のコンプレックス Vol.16「非常時男子の平常心」

“大変じゃない”ことは 罪でも無力でもない! たとえば、楽しいクラス遠足のバスの中、気持…

男のコンプレックス Vol.15「しがらみ男子のふんぎり不器用」

女は“男捨離”、 男は“女ったいない”の達人なのである! 男の玉袋の中には「○○」が詰ま…

男のコンプレックス Vol.14「肉棒性男子の去勢不安」

「○○離れ」はおっさんの罠! もっと“男”をほのめかせ! その昔、ジークムントという『銀…

男のコンプレックス Vol.13「亀頭男子の生理的嫌悪」

亀とか海老とか言ってますが おめでたい話ではありません。 どんなに言葉を尽くしても、どん…

男のコンプレックス Vol.12「ナイメン男子のイケメン批判」

男子、ナイメンなど見るな、 イケメンを見よ! 水嶋ヒロがポプラ社小説大賞を受賞。その一報…

男のコンプレックス Vol.11「ヒンヌー教男子の見積もり」

“ヒンヌー教徒”の卑屈な姿勢が 女性を傷つけている、かも…!? 27年間生きてきて、貧乳の女…

男のコンプレックス Vol.10「検索男子のオレプライム危機」

女子(メゴ)サーチは未練ではなく、 自分を守る“言い訳探し” 男というものは、誰もが「俺王国」の王様である。「どうせ俺なんか…」と言っている奴に限って、本当は自分大好き人間。「意外と鍛えてるんですね」と言われたくて、わざとピチピチのTシャツを着るタイプだ。  スキあらば、今以上それ以上に愛されたい。男の心はいつもワインレッドなのである。  自分の名前をネット検索してみる、いわゆる「エゴサーチ」も、そんな「俺王国」の大切な王政業務のひとつだ。  私に面と向かって言えない誰