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マスクについての考え方

マスクは感情交流・意思疎通を遮る壁であり、教える者・教わる者が互いに素顔で表情が見えたとき初めて、指導というものが成立します。

「指導」を成立させるには上下関係が不可欠ですが、生徒がマスクを着用すると「生徒が上、教師が下」という関係性が生まれます。文化人類学者・吉田憲司氏は読売新聞紙上でこう述べています(2023/05/09):【マスクの着用は、視線の力学に変化を及ぼす。自分だけが視線を感じない状況を作り出せば、「相互に見る/見られる関係」ではなく、視線の力学を一方的に支配する状態に自らを置ける。|視線の力学を一方的に支配して優位に立つ安心感は、対等につき合っていないことの裏返しでもある】

マスク(特に子どものマスク)はそもそも隙間だらけですから実効性は極めて低いものです。このことは、データや分析、研究を待つまでもなく、体験的に分かることでしょう。それでも研究を知りたい方は、コクランレビューなどをご参照ください(参照 )。

若新雄純(慶應特任准教授)【マスク依存の若者たち「“外さなくていい”は、優しさじゃない」

山口真美(中央大学教授・心理学)【マスク生活「負の影響」じわり 子どもの「顔の認識能力」に変化が


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