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No.3 あぶくまの里農ganic女子

団体紹介

福島県二本松市を中心に新規農業研修生、新規農業者、農家の嫁、地域協力隊、県外からの転入・移住者など、農業や6次化やなどに興味ある女性のメンバーで構成されたコミュニティです。
長年、二本松地域を支えてきたアドバイザーに支えてもらいながら、現在約20名のメンバーで活動しています。
マルシェを行ったり、6次化研修として昔ながらの食について学んだり、有機栽培、自然農などの循環型農業を学んだり、時にはただ和むための会があったりとそれぞれが興味がある分野で活動しております。
また、みどりの食料システム戦略の実現に向けて、二本松市循環型農業推進協議会にも参加しています。
※写真は金子信博先生ご夫妻とあぶくまの里農ganic女子メンバー


ライ麦をクリンプした圃場

圃場紹介

あぶくまの里農ganic女子

2020年から不耕起栽培を始めました。
まだまだ未熟な畑なので、半分は肥料なし、半分は有機堆肥を使う畑となってます。
不耕起の畑では2022年に金子先生の指導でライ麦カバークロップに挑戦。そして、大豆、ごま、小豆、えごま、こんにゃく芋などを栽培してみました。
今後も徐々にいろんな品目に対応できる畑に育つように改良していきたいなと思っています。


フットクリンパーでライ麦を踏み倒し中!


ライ麦のカバークロップの活用について

Q.ライ麦の成長はどうでしたか?
A.元々、耕作放棄地だったため、地力が無く、細くて頼りない感じでしたが、一応マルチとして活用出きました。

Q.ライ麦の圃場ではなにを栽培しましたか?
A.大豆、小豆、胡麻、エゴマ、こんにゃく芋など

Q.作物の栽培はうまくいきましたか?
A.豆類、胡麻類に関してはよく育ちましたが、とうもろこしは芽の段階で負けてしまったみたいで、全く育ちませんでした。
じゃがいも、ひまわりは生育が悪く、雑草を刈って育てた場合よりも小さかったです。

Q.除草は楽になりましたか?また、ライ麦による草の抑制についてはどう思いますか?
A.初夏までは除草無しで、後半は雑草に覆われていましたが、除草したエリアと比べると、雑草が半分くらいの長さで柔らかものが多かった為、雑草に、悩まされる事はなかったです。

Q.ライ麦カバークロップ栽培に関して良い点を教えてください
A.雑草の質が弱くなる気がする。 風が強くても飛ばない。土が柔らかくなる。

Q.ライ麦カバークロップ栽培に関して問題点があれば教えてください
A.除草しようと思うと、邪魔に感じる時がありました。
とうもろこしと麦の相性が悪いので、絶対無理な事はないと思いますが、とうもろこしの生育が悪くなってしまうため、とうもろこし栽培には向かない。
カバークロップ用でなく、ライ麦として育ててあげたくなる。

Q.今後、耕さない農法に関する要望があれば教えてください(技術開発、種子交換など)
A.ライ麦だと相性悪い野菜もあるので竹マルチ、雑草マルチ、積層マルチなど、いろいろ試してみたい。

Q.来年の不耕起栽培はどのように行いたいですか?
A.豆類以外にもいろんな品目を育てられるように畑の地力強化を行いたい。
緑肥も兼ねて蕎麦栽培なども行いたいと検討しているところです。
また、余力があればりんごの木の選定枝や竹を利用してチップ化してマルチもやってみようと思っています。

Q.その他、お伝えしたいことなどがあればご自由にご記入ください
A.竹の活用を実践しており、来春の育苗用に竹でハウスを作りたいと思っています。結び方とか知識があれば教えて下さい。

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