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創刊にあたって

南北130km、東西160km。全国3番目の面積を誇り、会津・中通り・浜通りそれぞれに歴史と文化、そして地域に密着した産業が息づく福島県。「食」の根幹を支える農林水産業、確かな技術が国内外に評価される製造業、わたしたちの暮らしをつくるサービス業、官民が連携したまちづくり事業…10年前の東日本大震災を乗り越え、様々な営みが前進し続けています。

 そんな福島県の産業を支えるのが、地域に密着した地元企業。日常の中では学生の皆さんにとって、あまり馴染みがなくても、福島や日本、そして世界に誇る、魅力ある企業が数多く存在します。

 「大学生発 福島キャリア新発見」では、そんな地元企業でお仕事をされている若手社員の方を通して、それぞれの企業の魅力を広く学生の皆さんにお届けします。

 企業の若手社員の方にインタビューし、原稿執筆を行うのは地元出身の大学生。「福島をもっと知りたい」という思いから、編集部に参加しています。大学生目線で、お仕事のやりがいや、企業の魅力、社員の方の思いを、このnoteから同じ学生の皆さんに発信していきます。

編集部員の思い

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福島大学 人文社会学群 行政政策学類  2年 安藤 禎基 

私もいよいよ就活を始めなければならない時期に差し掛かるなかで、自分の考えている福島でのキャリアはどんなものなのかを知りたいと思い、この活動に参加しました。自分が福島県内で働く意義、福島でなければならない理由を考える機会にしていきたいと思っています。一般に公開される文章を書くことは初めてなので緊張しますが、皆さんに福島でのキャリアを考えてもらう1つのきっかけになれば幸いです。

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福島県立医科大学 医学部 1年 伊藤英聖

私は高校時代、県内の農家さんを取材する活動を行っていました。その中で沢山の方々と出会い、成長することができたと感じています。福島県内の大学を選択して進学した今、さらに福島を知りたい、新しい福島を見つけたい、そしてより多くの人に発信できるようになりたいという思いを持ち、参加を決意しました。私自身、文章を書くことには不慣れで拙い部分もあるかと思いますが、福島の企業を同じ学生の皆さんに伝えることができるよう努力していきたいと思います。よろしくお願いします。

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福島県立医科大学 看護学部 1年 中里香奈

私は今、看護学部に通っており、進路の選択肢がほぼ決まってしまっています。しかし、福島県内の魅力ある企業について知りたい、伝えたいという気持ちが大きく、この活動への参加を決めました。これから掲載されていく記事の数々が、学生読者の皆さんの中で、福島県内の企業への新たな「発見」や「興味」が積み重なるきっかけとなれば幸いです!また、福島県内の様々な企業の方々と関わらせていただく中で、自分自身の物の見方や考え方を広げたいと思っています。

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青山学院大学 総合文化政策学部 1年 遠藤春香

私はこの活動が立ち上がると知ったとき、参加すべきか迷いがありました。しかし、上京して福島を離れた今、高校生の時とは違った視点から福島を知りたい、という好奇心で参加を決めました。私自身、福島の企業について詳しくありません。ですが、読んでくださる学生の皆さんと一緒に知っていけるよう文章を綴っていければと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。

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東北学院大学 教養学部 地域構想学科 1年 沖沢優希子

この活動が立ち上げると知った時、素直に「楽しそうな活動だな。」と感じました。それは、「自分が今の福島を知りたい。」と思っている気持ちから来るものでした。大学進学をきっかけに、生まれ育った福島を離れている今、このプロジェクトを通し、福島で起こっている動きを知りたい。そして、将来の自分が進む方向を見出していきたいと思っています。

事務局:一般社団法人 あすびと福島

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事務局長の思い:國分隆成

郡山市出身の私は、東日本大震災後の福島で活躍する「カッコいい大人たち」に憧れ、「自分も福島を盛り上げていく大人の一人になりたい。」という思いから、県外の大学へ進学後、2021年4月にあすびと福島で社会人としてのキャリアをスタートしました。まだまだ駆け出したばかりですが、編集部の大学生たちを精一杯サポートしながら、福島で活躍される企業の方々の魅力を伝えていきます。そして、私自身も学んでいきたいと思います。

一般社団法人 あすびと福島

あすびと福島は福島創生の次世代人材、「あす」をつくる「ひと」を育成し、福島に「憧れの連鎖」を生み出すことを志し、福島の小学生から大学生とともに様々な活動を行っています。

小中学生とは「ロボット・ドローン」や「水素と再生可能エネルギー」を題材とした未来志向の体験学習、高校生とは「高校生が伝えるふくしま食べる通信」や「高校生発!ロールモデルを見つけよう」といったプロジェクトベースドラーニングなどを行っています。

そして、新たに大学生とのプロジェクトベースドラーニングとして「大学生発 福島キャリア新発見」を立ち上げました。福島県内の企業で活躍する若い人材への取材を通して、大学生たちが成長する場づくりを行っていきます。そして、これから発行していく記事が、読んでいただく学生の皆さんにとって福島でのキャリアを考えるきっかけになれば嬉しいかぎりです。