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【創作をまなびあう会】リスの種類、シマリスのしっぽはロールケーキか否か

【この記事を書いた経緯】

noteの初心者向け勉強会のzoom会議に参加、視聴者側もコメントで参加できる方式でした。

#創作をまなびあう会 、書くテーマを見つけましょう、という議題。

最初は「学び」「趣味」など、書きたいことを大まかに決めるというお題。
「動物、特にリスの絵や作品を作っているので、動物やアートについて」にしました。

その後、書きたいことを掘り下げましょう、
例えば喫茶店がテーマだったら、マスターに話を聞くとか、
具体的に細かく内容を絞っていくという提案がありました。

今度は「一般的にはあまり馴染みがない動物、シマリスの魅力について」と書きました。
すると、パネリストの方がコメントを拾ってくださり、
そもそも、シマリスがどれか、リスの種類が分からないかも、というようなことをおっしゃいました。
確かに、小動物大好きな人以外には、まずは種類が分からないですよね。

【ここから本題:シマリスの魅力を語る前に、リスの種類について】

そもそもシマリスとは?

頭から体の大きさが15cm前後、体重が100g前後の小さなげっ歯目(ネズミの仲間)。
顔や体に縞模様があるのが特徴です。
ペットとして飼われているのは主にチュウゴクシマリスで、例年だと春先くらいに中国から輸入されます。(写真はシマリスカフェ〜アースのおみせ〜さんのシマリス。)

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日本では、北海道にのみエゾシマリスという野生のシマリスがいますが、こちらはペットには出来ません。

他に国内に野生でいるのは、北海道のエゾリス、本州のニホンリスです。
鎌倉にはタイワンリス(クリハラリス)がいますが、元々は日本にいない外来種です。

東京近郊でリスがいる動物園として比較的有名なのは、吉祥寺の井の頭公園内の自然文化園「リスの小径」。こちらの種類はニホンリス。

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頭から体の大きさが20cm前後とシマリスよりは大きめで、縞模様はありません。

犬に犬種があるように、リスにも他にも色々な種類がいます。詳しく知りたい方は、
動物図鑑か、こちらの飼育書にも、リスの種類についての説明があります。
『シマリス完全飼育』著 大野瑞絵 *扉頁のイラストを担当しました。


リスの種類を沢山挙げたり、細かく説明すると長くなるので、今回はシマリスとニホンリスの豆知識をいくつか。

・リスといえば「ほお袋」、シマリスにはあるが、ニホンリス等にはほお袋はありません。

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井の頭自然文化園で「ほら、リスさんがほお袋に餌を入れるよ。」という親子連れの会話を耳にすると、
微笑ましく思いつつ、「いや、そのリスにほお袋はないから!」と心の中でツッコミを入れてしまいます。


・シマリスのしっぽはロールケーキ状ではなく、細め。

一般的なリスの絵でよく見かけるのが、ふわふわのしっぽが背中にくるんとある、ロールケーキを背負っているような図。
キャッチーで可愛らしいのですが、シマリスの尻尾はそれほど太くなく、くるくるもしてません。
ネズミのしっぽの周りに毛が生えた状態、細めで巻いていなくて、試験管ブラシのような感じです。

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それならば、リスのしっぽが太いイメージはどこから来てるのか?
ニホンリスやエゾリスは、冬毛の時期に全身がフサフサになり、しっぽが毛で大きく見えて背中側で丸まってることも。(写真はニホンリス。)
そういったシマリス以外のリスのしっぽの印象が一般化していると思われます。

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しっぽがロールケーキみたいなリスの絵はシマリスではない、ということで解決するかと思いきや、、、
おでこや背中に縞模様があって、しっぽが大きなリスの絵が、かなり多いのです。
これは何リスなのかな?と非常に気になってしまいます。

一般的には、そんなことは一切気にしたことがない方が大半だと思いますが、
今度リスの絵を見かけたら、
・ほお袋はあるか?
・しっぽが大きいか?
・縞模様はあるか?

の3点をぜひチェックしてみてくださいませ。


ほお袋あり、しっぽ細め、縞模様ありの3点セットならば、シマリス確定!
ほお袋なし、しっぽ太め、縞模様なし、ならばシマリス以外のニホンリス、アメリカアカリス、ハイイロリス等など。

*補足 ほお袋があるリスも常に膨らませている訳ではないのですが、分かりやすい為か、ほお袋が膨らんだ絵が多いです。

ただし、特徴がミックスされている絵が驚くほど多いです。
おそらく、縞模様を入れると特徴が出そう、しっぽが大きいとなんだか可愛い、ほお袋は全てのリスにありそう、
というフワッとしたイメージが世の中に広まっているのだと思います。

嘘でしょ?と思ったら、いろんなリスの絵を探してみてくださいませ。

私がリスの絵を描き始めたきっかけのひとつは、特に20年ほど前には、シマリスとハッキリと分かる絵が極端に少なかったことです。
リアルなネイチャー系イラストか、飼育漫画など特定のジャンル以外のリスの絵は、種類不明が大半に見えました。
年々リスの特徴を捉えた絵も増えてますが、キャラクターなどでは、シマあり、ほお袋ありでロールケーキしっぽが主流にも感じます。
*以上は、批判ではなく個人の感想です。

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