土と水と光と風と
今年の2月に石と砂利と灯籠だけで殺風景な坪庭に植栽を植え、景観に彩りを与えてみた。
砂利を全て取り除き、土を入れ替え、エントランスに植えてあったヒイラギとオタフクナンテンをこちらの坪庭に移植。
植木市でツワブキとリュウノヒゲと水苔を購入し、それらもあわせて植えてみた。
そもそも坪庭は半屋外の場所にあるため、日当たりはあまり良くない。だから、そういうロケーションでもしっかり育つであろう植物を選抜して今回植えることに。
(雨は多少降り入るが、定期的に水やりは行なっている)
ところが、、
な、なんと、悲しいことにヒイラギとオタフクナンテンとリュウノヒゲが半分以上枯れてしまったのである。。
定期的に水は与えているのに、原因はなんだろう。
害虫であろうか?
日光量不足であろうか?
ということで、改めてネットで調べてみた。 すると、、
なるほど! ヒイラギが植えてある坪庭の環境は、半日影の場所で割と水持ちと水ハケのバランスの良い土壌ではあるが、四方が壁に囲まれており、全くといっていいほど風通しは良くない。(というより風の入る隙間がない)
これだと8月の猛暑日には坪庭の中は高温多湿のサウナ状態になっているはず。
(良かれと思って定期的に水をやっていたので蒸れ蒸れの最悪の環境)
そんな環境でヒイラギもオタフクナンテンも枯れてしまったのではないだろうか。
しかしそういう環境でもツワブキはスクスクと育っている。
やはり適材適所、その環境にあった植物を植えないといけないのだろう。
ということで、この環境では育ちにくいヒイラギ達は、風通し抜群のエントランスに戻すことに。
今の時期は植え替えには適さないので、9月になって多少涼しくなってから植え替えを、、
と思ったが、ふと考えた。
風通しが悪いのであれば、風通しをよくすれば良いのではないか。
ということで、
いつも閉じている坪庭のドアを常時開放し、風や雨がいつでも入るようにしてみる。
この状態でも風が通り抜けることはないので、状況が改善されるかは分からないが、とりあえずこれで暫く様子を見てみよう。
しかし、植物を育てる上で、土、水、光、以外に「風」の要素が必要だという事はまあ、当たり前といえば当たり前かもしれないが、改めてとても勉強になった。
人間も「風通し」の良い住居環境は、「居心地が良い」ですもんね。
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