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ビジョン小説(理想の未来) part.1 彼女の夢(着ぐるみで人を喜ばせる)を共に歩くボク ※前編

前書きビジョン小説の必要性について

自己啓発書を読んでいる方なら、引き寄せの法則だとか、物事はうまくいっている。 という言葉をご存じだと思う。そして、ビジョンボードという理想の自分を想像する糧となるモノもご存じと思う。
簡単に説明すると、手に入れたいモノやなりたいものの写真などを貼って、それを眺めながらそれを手に入れている自分を想像することなのだ。
なので、例えば、欲しいもの 車や高級家電、理想に近い豪邸なんかの写真を貼ってそれを眺めながら出来る限り毎日過ごすと良いと思う。
だまされたと思って是非やってみて下さいね。

そんなわけで、心理描写一級品の私が、貴方の夢を叶える近道のビジョンボードならぬ ビジョン小説を書くビジネスを始めたいと思いました。
サンプルとして1名募集です。 夢の内容によっては描けない場合があるかもしれません、予めご了承ください。

当記事は、そのサンプルとなります。 知識のない夢を描写するのは難しいですが、サンプルとして貴方様のビジョン小説を書かせていただきたいと思っておりますので、コメントいただけたら幸いです。ただ細部まで質問をさせてより臨場感のある小説を書きたいと思っているので、何かでやりとりする形になると思います。

今回の設定&主人公の現在の状況について

読む前に登場人物とかの最低限設定は必要と思いますのでご説明します。
登場人物
当物語の主人公 
ブラック企業に勤め8年、年齢は30代前半

恋人 
とにかく人を楽しませたい明るい女性で2つ年上、気が付けば振り回されているが、常に等身大の彼女の事が大好きだった。

運転手兼カメラマンの人 
少し年下、名前は無いが、気さくな喋り方をする(そこまで重要な人物ではないです)


主人公の現状
朝7時、自家用車で30分かけて出社して帰りつくのは、8時過ぎ、休みが日曜日だけしかない挙句、3週に1回は当番(4~5時間)という過酷な勤務状況 お金には困っていないが、自分の時間が欲しい、勤務時間が長すぎて、せっかく彼女と過ごせる時も寝てしまう時が多い。
※本当は、一緒にゲームとかデートとかしたい
また、全体的に夢を見ていたという設定になっております。
次のサンプルはちゃんとしたものにチャレンジしますのでご了承下さい。
文章を楽しんでもらえましたら幸いです。
※文章は、人によって好き嫌いがあると思います。

彼女の夢(着ぐるみで人を喜ばせる事)を共に歩くボク(前編)

……

アラームが鳴り、先ほどまではっきり見ていたその光景(夢)は、真っ白になり
その光景がなんだったかのか一瞬のうちに忘れる。
そして、真っ白と認識する間もなく、目の前の光景が視界に入る。
白い壁で装飾の凝った部屋がぼやける視界に写っていた。
(仕事……嫌だなぁ……また何か言われるかな……)
そう考えながら職場の事が脳裏に過る。
自分のミスを怒られるそれは、自業自得だから納得いくが、(怒られるは恐怖だけど……)
しりぬぐいやフォローで怒られるのは本当にふがいない。(役に立ててるのは嬉しいけど……でも……)
第一印象の良かったあの人もよくみれば口角下がっていて意地も性格も悪いし……。
幸か不幸か、仲間と呼べる存在もいる、地獄に仏とはこのことか?
しかしながら、だからこそ、仲間を放っておいて会社から逃げれない。
「はぁ……(嫌だなぁ……)」
大きなため息をつく、それが聞こえたのか、背後に物音がして、大事な人の声が聞こえた。
「ん?……もう起きたの? 昨日遅くなかったっけ? ゆっくりしてなよ?」
「んんっ!?……」
(昨夜泊ったっけ? いや……それよりも……)
状況と場所を理解し、グワッと眠気が飛び目をぱちくりする。
「……ここどこ?」
 一緒に寝ている彼女が超がつくほどサプライズ好きなのは分かるが……。
 改めて部屋の様子を理解しようと努める、世界〇見えで見た、超豪華客船だとか、超高級ホテルだとか、どう考えてもその一室に僕らはいる
 庶民レベルの賃金の自分と、それより少ない彼女……何をどーしたらこんな部屋で一泊できるんだ?
(昨夜何してた? 多分、仕事から帰り着いたのが夜の9時、家族団らんの食事をとって、風呂を済ませて寝て起きただけ、彼女とは、寝る前に通話した、それで間違いは無いはずだ)
「えっ?……うん!?」
 何がなんだかわからず、体を起こそうとしたら彼女の腕が伸びてボクの体を再びふかふかのベッドの上に寝転がらせた。
「まだ時間あるから、もうちょっとだけ寝てて、大丈夫、大丈夫だからね、緊張しなくて……」
 その言葉はなぜか、凄く落ち着く声だった今を警戒しているのが馬鹿らしくなるほど、どん底のボクを何度も救ってくれた彼女の優しい声のトーンだった。
「ぇ……ん……んっ、わか……った」
 言い終わる頃には、瞼が閉じられ、再び夢の世界へと連れていかれた。


--------


 再び目が覚める頃、心地よいシートのクッションに包まれそれが停止し、目をゆっくりと開けるのだ。
 後部座席で寝転んで熟睡していた状態らしい。
「着いたッスよ~」
 聞きなれぬ陽気なトーンに彼女の声が続く
「ありがと、いつもみたいにステージ左右と中央を移すアングルで設定頼むよ」
「了解ッスよ~、ステージの動画好評ですもんね、そんな動画の撮影にも携われてオレっち嬉しいッス」
「……? ステージ?…… うん……?」
(というか、全く見知った光景じゃない、ここは……どこだろう?)
 窓の外の風景も、車の雰囲気も何もかもが違って見えた。
「あれれ? 相当疲れてるっス? 大丈夫っス?」
「ん……?」
 言葉に詰まる、初対面なのに雰囲気はそうじゃないみたいだ。言葉に悩んでると
 大好きな彼女の手が、頭を数度撫で、頬をワイングラスのように触れる。
 温かい手だった、緊張が少し飛んでいく。 何度救われたことだろう? 彼女のやさしさとぬくもりで
「ぶっちゃけ、ステージで頭真っ白になるスティちゃんも人気高いし、こういうエンタメってアクシデントが売りなわけで、本当、練習はほどほどで良いのに、すっごい真面目だからなぁ……そういうとこも好きだけど」
「あー……堅物だけど、それが良いんっスよね。 分かるッス! それでいてむっつりスケ……」
 雰囲気的にいじられてる?見覚えのない同い年の子に、しっかし、あれ?彼女の手がちょっと違う感覚が…
 そう考えていると、彼女の携帯のバイブレーションがなり、彼女の手が頬から離れていく。
 そして、バイブレーションを機に会話は中断された、どうやら電話のようで、彼女は耳元へもっていく。
「あっ、もしもし? はぁい、準備ばっちりです ステージ道具が多いので、一人か二人お願いできます?」
 いつもと違う調子の彼女、自信に満ち溢れていて、凄い笑顔だった。 その笑顔に安心するかのように
 何故か、これからステージがあって、ボクはスティで何かを演奏するのか、というのを思い出したかのように理解した。 二人の会話の流れ的にも相違はないだろう。
「はい、わかりました、お待ちしてます」
 そういって彼女は電話を切り、それを確認すると、運転手と彼女は、それぞれの車のドアから外へ出た。
 追いかけるように僕も運転席側のドアから外へ出た。

 車を降りると宮崎とは思えないほどがっつりな都会だった。 辺りは、普段行くイオンの2階駐車場の様なセメントと駐車目印の線、換気扇のシンプルな駐車場だった。空気に汚れを感じるが、それもなんか懐かしかった。
 場所をなんとなく把握すると同時に、大型ショッピングモールの中のイベントでステージショーをするという予定を思い出した。
 初めてではない気がするが、でも緊張はしていた。 うまく演奏やパフォーマンスは出来るだろうか?
 そんな考え方をしていると、乗っていた車(普通車)のトランクを開ける運転手、そして、荷物を取り出し、地面に置く彼女が居た。 
 何も手伝えてなかったので、彼女が心配してか声をかけてくる。
「ステージあんまり気乗りじゃなかった……?」
 その心配そうな問いかけに、心がチクりとする、しかし一瞬正直な気持ちを言いかけたが
 先ほどの彼女の笑顔や自信を思い出し、気持ちが吹っ切れる。
「いや、大丈夫、ごめんね、ちょっとしょうもない考え事、うまくやってみせるよ、前回以上に!」
 彼女を安心させるためか、記憶にないが前回のステージより上手くやるとガッツポーズをしてみせた。
 そういうと彼女の不安そうだった表情は、元に戻った。 今まで見たことない自信に溢れてニコッとする彼女は
 どんなものよりも、パワーをもらえて、どんなことでも頑張れそうな気がした。
 それと同時に、彼女と毎日過ごせていて、仲間もいて、どうやらファンもいる現状。
 ボクはただ、毎日過ごせればそれでいいが、彼女の元気の源が後者の二つなので、彼女が元気であればボクも嬉しい。
 彼女につられてボクも再び笑う。
「終わったら、温泉と焼き肉! お寿司でもいいよ、がんばろーね」
「うん」
「はいっス♪」
 そんなやりとりが終わった頃、イベントスタッフと思われる人たちが二人駆け寄ってきた。
「お待たせしました、来てくれてありがとうございます!」
「いえいえこちらこそ!」
「撮影の許可も有難う御座います」
「そういっていっていただけて嬉しいです。 お荷物どれ運びましょうか?」
 荷物はどれだけあるのだろう? そう思いボクも荷物に視線を送るが驚いた。
 そこには、まるで四次元ポケットじゃないかという程のステージ道具(マイクスタンド・楽器・衣装)や撮影機材があった。
 そういえば、詰め込めるだけ詰め込んでいたっけ? ボクの彼女は、備えあれば憂いなしなタイプだったな……。
 呆れつつも、その場は、2体の着ぐるみとカメラを除く撮影機材(三脚レフ版)をスタッフに持ってもらい。
 控室へと案内された。


 今日はどんな素敵な一日になるだろう? そして、彼女はどんな姿を見せてくれるのだろう?
 ついでに、どんなおいしいものが食べられるのだろう? どんな自由時間を過ごせるのだろう?
 本当の幸せって、こういう事なのかな? 何も憂鬱に考えなくていい
 ボクらには居場所がある。 限りある人生、これからもいろんな経験をしていくんだろうな。
 死んで生まれ変わっても、似た人生が歩みたいって、本気で思える毎日 そんな日々が続きますように

2:00 2021/09/21

という訳で、好評だったら続きます。
ビジョン小説は、あまり難しく考えなくてもいいと思います。ただ、私としては、自分である程度かいて、それをプロにリメイクしてもらうというのもありかなって思います。 少しでも情景が伝わっていれば幸いです。

続き読みたい! とかあれば 是非言ってください、頑張って書かせていただきます、もちろん 読みました、のスキ! や続きに期待のフォローでも嬉しいです。

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