ペーパードライバー講習を受けた話
合宿免許の卒検から丁度2週間後、都内で出張型のペーパードライバー講習を受けてきました。
講習を受けようと思った理由
1.地方と都会での交通環境の差
合宿で免許を取った人の多くは教習先と地元の交通状況にギャップを感じると思いますが、特に私が行った合宿先は交通マナーが非常に良い地域だったので人も車も多い東京ではこうは行かないと薄々感じていました。
実際帰ってみると東京の道路は大量の歩行者に加えて自転車あり電動キックボードありの想像以上にカオスな状態…。卒検直後はペーパードライバーにならないようにカーシェアで練習しようと思っていましたが、今の自分がこの道路を運転するのは無理を通り越して無謀だと感じました。
2.身近に運転を教えられる人が居なかった
我が家には自家用車がありません。夫も5年以上ペーパードライバー状態で義実家は遠方。私の実家は車なら行けなくもない距離ですが間の悪い事に新車が納入されたばかりで練習にはとても使えず……講習のプロとうっかり傷をつけても大丈夫な車で練習をしたかったので教習車の用意があるペーパードライバー講習を申し込むことにしました。
ペーパー講習の種類と選定
一口にペーパー講習といっても指定教習所から個人で請け負っている所まで様々な種類があるようです。
指定教習所のペーパー講習
免許を取得するときに利用した指定教習所がやっているドライバー講習。最初から路上は怖い人や標識や交通ルールなどを再度学習したい人向け
届出教習所のペーパー講習
いわゆる一発試験での免許取得をメインにしている教習所。
指定教習所と提携して所内コースも利用できるスクールが多い。
ペーパードライバー専門の企業
ペーパードライバーに特化した企業。ペーパー専門なので出張範囲が広い場合が多い。自家用車を使った教習などのノウハウは豊富。
個人
完全に個人でやっているスクール。形態は企業〜個人事業主まで様々。
元教習所教官がやっている事が多いですが無資格でも開業出来てしまうので申し込む前は要確認
私はもしもの時の保証で保険が欲しかった事。杖ブレーキではなく助手席に補助ブレーキがある教習車で受講したかったので2番目に紹介した届出教習所のペーパー講習を利用しました。
スクール選び
基本的に首都圏内に本拠地を構えるスクールであれば23区内どこでも出張してくれる事が多いです。ただどうせお金を払って受けるなら自宅周辺の道路事情に詳しい教官が良かったので近くにある評判の良い届出教習所2校に問い合わせをしました。
1校目は本業の教習所が忙しくペーパー講習は受け付けてないとまさかのお断り!確かにペーパー専門の企業と違い普段の教習も並行してやっているのでメインの教習が混雑していたらそっちを優先しますよね…。
2校目は日程も空いていたのでこちらでお願いすることにしました。
予約
コースの選定
講習を受けるにあたって悩んだのが何時間コースで受講するか。
ペーパー歴の長さにも左右されるようですが、一般的に全く運転していない人がペーパーを脱出するには4時間〜6時間の講習が必要だと言われているようです。
頑張れば1日でペーパー卒業も出来ましたが時間が増えるほどお金も増える…。様子見も兼ねてまずは2時間のコースをお願いしてみることにしました。ペーパー講習は依頼者の要望と技量に合わせてプランを組んでいく事が多いようなので自宅周りの住宅街と幹線道路の運転以外の内容はお任せしました。
待ち合わせ場所の選定
指定校以外のペーパー講習は自宅周辺まで出張してきてくれる事が多いです。教習車を利用する場合は自宅まで来てもらうか最寄りの駅や駐車場完備のコンビニで待ち合わせをするかを選ぶ事ができるので若干値段が安いコンビニ集合でお願いしました。
講習の流れ
待ち合わせ〜運転免許証の確認
集合時間に合わせてコンビニに向かいます。
ペーパー講習の教習車は指定教習所のような派手なペイントが無いので最初はどの車か分からなかったのですが、集合時間数分前に電話がかかってきて無事合流できました。
車に乗車したら免許証の提示を求められるのですぐに出せるように準備しておくとスムーズです。
ヒアリング〜車内設備の説明
教官から教習の要望やこれまでの運転歴について質問されます
私は教習所を卒業したばかりなので省略されましたがヒアリングの後にワイパーやライトなど車の設備について説明があるようです。
路上で運転(1回目)
説明が終わったら路上に出て運転します。これ以降の流れは教習所の路上教習とほぼ同じ。ルート案内も教官がしてくれるので運転だけに集中できました。
集合場所に戻る〜支払
集合場所に戻ったらお会計。事前に振込で支払うこともできましたが現金で支払いしました。
感想
ペーパー講習を受けるまで知らなかったのですが教習所で教わった運転は実地での運転とは別物。なので初心者は教習所の癖をいかに抜くかがポイントと言われとても驚きました。
公道を運転する中で注意したい確認ポイントや不要なウィンカー。家の近くの危ない箇所。逆に道路の流れに沿った運転など勉強になることが沢山ありました。
都会の道は車が多い分交通の流れがゆっくりなことが多く、合宿中は60km/hでかっ飛ばしていたのですが都会だと交通量が多いせいか3車線有っても50km/hを出すことは稀で驚きました。
講習で学んだことを活かして安全運転で運転を楽しみたいと思います。
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