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お金の話 2 20%の富裕層と80%の貧困層

正直、近い将来日本で暴動が起きる気がしています。
お金を持っている人と持っていない人の格差が激しくなっていくからです。

数年前、フランスの経済学者のトマ・ピケティさんの著書「21世紀の資本論」が話題になりました。
かなり分厚く、しかもあの分野の本がヒットすること事態異例な出来事でしたが、「r>g」という数式を証明させたことで有名になりました。

簡単に言うと、資本主義において金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏に、みたいな内容です。

もう少しちゃんと説明すると、
r(株や不動産など、資産運用から得られる利益率のこと)
で儲けている人の方が
g(働いて得る、所得の伸び率)
の人より稼げてるよね。
つまり

どんなにサラリーマンが頑張っても、
それより早いスピードで資産家はより富を生むから格差はより広がるよね

っていう話しです。

実はこれ、ピケティさんが証明する前から薄々言われていた事なんですけど、それまでは
「r=g」という
金持ちからもたくさんの税金をとって、その分貧困者に分配してるから「社会システムとしての再分配」が正常に機能して金持ちも労働者も結局は同じくらい
っていう認識だったんです。
けれど戦争が終わり、各国が伸びていくなか、
あれ?「r>g」じゃない?
というのをみんな勘づき始めた。

そして各国の歴史を振り返り、ついにピケティさんがそれを証明してしまった。


ということで今後どうなるかというと、優秀な20%の人たちが年収1000万円で、そうじゃない普通の人たちは年収100万円みたいな時代がすぐそこまで来ているんです。

経済を少しでもかじったことがある人なら分かるとは思うのですが経済って
ざっくりと富裕層、中間層、貧困層に分かれます。
その中間層がいなくなって、一部の(超)富裕層と大多数の貧困層に分かれてきます。


例えば、何かメディアを作ろうとした時、昔だったらまず編集部を作ってライター募集の広告をアルバイト求人雑誌に出して、応募してきた30人くらいを面接するわけです。
1人20分話してもそれだけで10時間かかります。

でも今はこれ全てオンラインでできます。
「このテーマで書いてください」「こんな感じです」っていうのをクラウドワークスとかでやれば済んじゃうんです。


たった一人でもライターさんを30人でも50人でも扱えるようになった。
そうした場合、管理者の給料は昔より良くなります。編集部がいらないので。

今注目されているようなAIを使って採用するライターさんの産別もできるようになれば一人の管理者が1000人をコントロールする時代も来るようになります。
AIならその日の体調とかに左右されず、「こいつOKです。こいつはダメです。」とか一瞬で判断してくれます。

相手の履歴書すら見る必要がない。

これまで、中間層と呼ばれていた日本の大部分のゾーンが無くなるのです。この流れはもう止められないでしょう。

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