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「最高の休息法」を読んで 15 自動操縦状態の危険さ

過去や未来に意識が奪われていると、脳が疲弊するという話をしました。
もうひとつ知っていただきたいのが、私たちは日常生活で「自動操縦状態」にあるということ。

食べる、歩く、歯を磨く、電車や車に乗る、など。
私たちは日常のさまざまな行為のほとんどを「意識することなく」こなせています。それほど注意を払ってなくても、飛行機の自動操縦モードのように目の前のタスクを処理しているはずです。

では、肝心のパイロット、つまり意識はどこにいるのでしょうか?
もちろん、過去や未来です。

自宅で夕食を食べているとき、口の中にある食べ物の味や見た目の美しさ、料理のおいしさよりも日中に誰かから言われた一言を考えたりしていないでしょうか?

朝、職場に向かって歩いている時、午後に待ち受けているプレゼンや商談の事を考えて意識が奪われていないでしょうか?

現代は誰もが目の前の事に集中せず、1つの事をしながら「ほかの事を考え」、こなしています。「ながら作業」の時代です。

歩きスマホなどはまさにそういった「いまここ」を喪失した自動操縦状態の典型でしょう。


ビジネスの世界でもマルチタスクがもてはやされていた時代もありましたが、今では一つ一つのタスクに集中して取り組んだほうが時間短縮、かつ精度が高いということが分かっています。

例えばスケジュール管理などの複数のタスクを20分でこなすように指示したところ、より高い集中力を見せるなど、「目の前の仕事に集中する力」を高めた結果「複数のタスクをよりスピーディーにこなせるようになった」との事です。

マインドフルネスを活用して仕事でもプライベートでも充実した生活を目指したいですね。

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