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お金の話 17 社会にお金を巡らせる2つの方法

そもそも今の日本政府は2020年までのことしか考えてません。それ以降の事は、全く考えない方向にシフトしている気がします。
オリンピックに凄いお金かけてますよね。

スタジアムとか道路拡張工事とか、結構いろんなものに投資しているのですが、そうすると一部の企業、会社は儲かって景気が良くなります。なので2020年までは景気がいいように見えます。お金が動いているので。

でもその費用であるお金って、そのあと日本人が払うことになるんですよね。
「2020年までは全力を尽くす。そのあとは知らない」っていうのが今の日本政府のスタンスのように見えます。

「消費税、増税反対!」と言う人の理由としては、貧乏な人も買い物をするたびにいっぱい税金を取られるからツライよねって話ですよね。
でもそれについては、消費税以外の方法で解決すればいいだけです。例えば補助金をあげるとか。

消費税それ自体が悪いわけではないのに、大衆には「問題だ」と捉えられちゃうんです。2%も価格が上がる!嫌だ!
でも「その2%は、お金のない人にはちゃんと戻しますよ」とすればいいだけです。

ちなみに、所得税の場合だとお金持ちほどちょろまかしやすい。貧乏な人ほど雇われの身なのでちょろまかせない。

会社を経営している人って「これ経費にしちゃえ」とか、もう一つ会社を持っている場合なら「こっちの会社の売り上げにしちゃえ」とかいろんなやり方で儲けの数字を減らすことが出来る。

所得税は儲けに対してかかってきますから、儲けが少ないと所得税も少なくて済みます。でもサラリーマンのように雇われの身だと、そういうことはできない。


例えば年収300万円くらいだと、可処分所得がだいたい250万。消費税が2%上がるとしたら、使える額が2%減るわけです。
その2%分(約5万)を国が全員に補助したら、プラマイゼロ。
でもその時、金持ちに5万円戻しても特にはなりません。もっと多い消費税を払っているわけなので。
(例えば年収1000万円だと可処分所得700万円で2%上がると14万増えることになります)

要するに、消費税を上げることでお金のない人が損をする仕組みが良くないってだけで。
消費税は上げるけど、お金のない人は困らないように別の仕組みで補助すればむしろ税金の取り立て方としては正しいわけです。

じゃあ皆さんに5万円配ればいいじゃん?って言ってるのがベーシックインカムです。

お金のない人はぜんぜん損しません。ベーシックインカムで戻ってきますから。お金を持っている人は、消費税が高くなるのでよりお金を払うようになります。でもまぁまぁお金を持っているんだから、それくらい払っても生活に苦しくなるわけでもない。

というわけで、今の社会にお金を巡らせるのは、消費税とベーシックインカムなんじゃないかなと思うわけです。

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